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ワシントンQBスミスが2018年以来で初めてのスナップ

2020年10月12日(月) 10:24


ワシントン・レッドスキンズのアレックス・スミス【AP Photo/Steve Helber】

クオーターバック(QB)アレックス・スミスのカムバックストーリーに、また新たな決定的な章が加わった。

現地11日(日)、36歳のスミスは負傷したカイル・アレンのリリーフとしてフィールドに立ち、ワシントン・フットボール・チームが30対10でロサンゼルス・ラムズに敗れた試合の後半全体でプレーした。スミスは2018年11月19日に右足の脛骨と腓骨のらせん、および複雑骨折を負ってから一度も試合に出場していなかった。

試合後、スミスは報道陣に「最初は本当に現実じゃないみたいだった。できる限り早くこんなことができたのは、ほぼ神の恩恵だ。ただ考えず、そこへ行ってプレーした」と話している。

スミスは第2クオーター中盤での自身の最初のスナップで、ランニングバック(RB)J.D.マキシックへの6ヤードパスを成功させた。その2プレー後にディフェンシブタックル(DT)アーロン・ドナルドによってサックされ、すぐに立ち上がっている。これらもまた、復帰に向けた2年間の道のりに新たに置かれた踏み石だ。スミスは自身の第2ドライブで4連続でパスを決め、ワシントンにフィールドゴールの機会を整えた。

最初のヒットについて、スミスは「ずっと長い間それを待っていた。最初の1回は悪くなかったよ。自分が大丈夫だって分かって良かったし、もやもやしたものを取り払えたのも良かった」とコメントしている。

腕を負傷したアレンは第3クオーターの早い段階で復帰可能になったものの、スミスが最後までプレーを続けた。ベテランQBのスミスはパス17回中9回成功、37ヤードを記録する一方、サック6回を被っている。フェデックス・フィールドは雨の影響で動きにくい状況になっていた。

ワシントンのヘッドコーチ(HC)であるロン・リベラは、健康状態に問題がなければ第6週のニューヨーク・ジャイアンツ戦にアレンが先発する予定だと述べている。

足をほぼ失いかけ、17回の手術に耐えてきたスミスにとって、とにかくフィールドに戻ることが目標だった。元全体1位指名選手であるスミスは、2019年のすべてをリハビリに費やし、7月にフットボールアクティビティへの復帰許可を得ると、その数週間後に練習場に戻ってきた。

「こうなると思えなかった日が多くなかったと言えば、嘘になる」とスミスは復帰について話した。

元プロボウラーのスミスは先週、ドゥエイン・ハスキンズがベンチに下げられたのを受けてワシントンのデプスチャートでナンバー2の位置につけていた。

「信じられないストーリー」

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