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コルツHCライクがQB交代を否定、リバースが「われわれのQB」

2020年10月13日(火) 15:40

インディアナポリス・コルツのフィリップ・リバース【AP Photo/Ron Schwane】

インディアナポリス・コルツのヘッドコーチ(HC)フランク・ライクに聞けば、クオーターバック(QB)はチームの問題ではないと答えるだろう。

3勝2敗という位置にいるコルツは、QBの危機からはほど遠いかもしれない。しかし、現地11日(日)にクリーブランド・ブラウンズに32対23で敗れた様子を見た者の胸には、QBフィリップ・リバースが攻撃陣を引っ張っていくことに疑念が生じている。

しかしながら、ライクHCは敗戦後もリバースについての懸念は“最も少ない”とし、ジャコビー・ブリセットとリバースを交代させる案を月曜日に否定している。

『The Athletic(ジ・アスレチック)』のザック・キーファーによれば、ライクHCは「いや。フィリップがわれわれのQBだ」と話したという。

リバースは後半でピック6を被っており、自陣エンドゾーンからパスを放った際にはインテンショナルグラウンディングを取られている。タイミングの悪いこのペナルティがセーフティとなり、2点がブラウンズに入った。2つのエラーが、勝利へ至る9ポイントのマージンをブラウンズに与えている。

リバースがプレーしていた環境を一つの要素として挙げることができるかもしれない。リバースの戦線には先発レフトタックル(LT)アンソニー・キャストンゾが欠けており、クリーブランドの強力なパスラッシュが問題を引き起こしたのも不思議ではなかった。リバースは今季で最も高いレートのプレッシャーを受けており(29.4%)、これは序盤から4週を通したプレッシャーレートより10%高かった。

結果としてリバースはコルツの選手として初めてタッチダウンのない試合を終えており、ロサンゼルス・チャージャーズに所属していた2019年のシーズン第11週以来で最も低いパサーレーティング(60.5)にとどまった。

「結局のところ、彼が殿堂入りQBになると私は信頼している。彼には全幅の信頼を置いており、われわれのチームも彼を最大限に信じているし、こういうミスとはうまくやっていかなければならない。われわれは良いところが悪いところをはるかに凌いでいると、心から信じている」

コルツはおおむねディフェンスによって勝利を収めてきたチームだ。今季開幕からの4週間で、試合あたり14点しか相手に許していない。そのコルツが32点を取られてしまったこともリバースにとっての逆風となり、最終的にタスクを完了できなかった。

絶望的な状況にならない限り、コルツがブリセットに立ち戻ることは考えがたい。シンプルに言って、3勝2敗はその状況にあてはまらない。たとえ、グリーブランドで惨敗したとしてもだ。

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