新人QBハーバートには“輝かしい未来がある”とQBブリーズ
2020年10月13日(火) 16:36かつてチャージャーズで将来を嘱望された若き先発クオーターバック(QB)だったドリュー・ブリーズは、41歳になった今、ニューオーリンズ・セインツで長い時間を過ごしてきた傑出した存在であり、カントンで殿堂入りするのが確実視されると同時に、その前にもう一度チャンピオンシップを制覇することが高く見込まれている。
オーバータイムにもつれこんだマンデーナイトの試合でセインツがロサンゼルス・チャージャーズに30対27のドラマティックな勝利を決めた後、ブリーズは古巣が擁していたルーキーのガンスリンガーに深い印象を受けたと話している。
『KGW TV』のオーランド・サンチェスによれば、ブリーズはチャージャーズがドラフト1巡目で獲得した新人QBジャスティン・ハーバートについて「本当に印象深かったと彼に言ったんだ・・・彼の未来は本当に明るい」と語ったという。
実際、ハーバートは印象的だった。パス34回中20回成功、264ヤード、インターセプト0回、QBレーティングは122.7を記録。タッチダウン4回はマンデーナイトでの成績としてルーキー初の数字となる。
数々のレコードを保有するブリーズからの称賛に加え、ハーバートは相手チームのコーチからも評価されている。
『NOLA.com』のルーク・ジョンソンによれば、セインツのヘッドコーチ(HC)であるショーン・ペイトンは「彼は優れた若き才能だ。若手選手を相手に戦っている感じがしなかった。彼はその手からボールを放る何者かだ。彼には約束された将来があると思うし、見ていて印象的だった」と話したという。
前半のハーバートはほとんど新人には見えず、3回のタッチダウンパスをつなぎ合わせて20対3でのリードをチームにもたらしていた。おそらく周囲への印象が最も強かったのはワイドレシーバー(WR)キーナン・アレンへの17ヤードのレーザーパスで、ハーバートは右側にロールアウトしてセインツの選手を2人かわしつつアレンへのパスを通している。
チャージャーズ全体と同じように後半には勢いが弱まったハーバートだが、ブリーズとセインツが連続17ポイントでタイまで持ち込んだ後にこの日最大の見せ場があった。WRマイク・ウィリアムスへの64ヤードのパスで、ハーバートはチャージャーズの試合を27対20にまで持ち直している。
称賛を受け、将来を有望視されるだけの十分な理由を築き上げたハーバート。しかし、現実としてはまだ最初の勝利を求めているところであり、今は勝者からの称賛で妥協せざるを得ない。
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