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セインツ、LSUのタイガー・スタジアムでのホームゲーム開催を検討

2020年10月14日(水) 16:08


ニューオーリンズ・セインツ【NFL】

ニューオーリンズ・セインツは今季のホームゲームをメルセデス・ベンツ・スーパードーム以外の場所で実施する可能性を探っている。

セインツは現地13日(火)に、今後のホームゲームでルイジアナ州立大学(LSU)のタイガー・スタジアムを使用することに関心を持っていることを認めた。セインツは代替地を検討する理由として、現在進行中の新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックと、地元政府が定める制限を挙げている。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロが取得した声明で、セインツ副社長であるグレッグ・ベンセルは「われわれの試合運営スタッフが本日、LSU側と今後のセインツのホームゲームをバトンルージュのタイガー・スタジアムで開催する可能性について会合を持っている。LSUは今後のわれわれのゲームを行うことについて親切で情熱的であり、彼らのパートナーシップにわれわれはとても感謝している。われわれはホームゲームをLSUに移す可能性についてNFLとも話し合っており、彼らはわれわれがこのオプションを検討していることを承知している。われわれの優先事項はファンの一部を前にメルセデス・ベンツ・スーパードームで試合をプレーすることだが、市からは承認がいつなのか、もしくは承認が得られるか否かについて何の示唆もない」と述べている。

パンデミックが続く中、入場者数については各地域および州の政策によってNFL内部でも流動的になっている。セインツは今季にまだホームズスタジアムへファンを迎えることを許可されていないチームの一つだ。

ニューオーリンズのラトーヤ・カントレル市長はLSUでセインツの試合を行う可能性についてのニュースを受け、このような声明を出している。

「市のCOVID-19ガイドラインに対して例外を求めるセインツの要求についてはいまだ検討中ですが、2万人が屋内の空間にいる状況は公衆衛生上で大きな懸念を生じさせます。この国において、現時点で固定式屋根の施設でそういった例外を認められているNFLスタジアムはありません。今後も公衆衛生のデータを見守り続けますが、いかにして、また、いつ例外を認められる状況になるかというタイムラインを人為的に設定することはできません」

LSUは現在、25%のキャパシティでタイガー・スタジアムでの試合に観客を入れている。

11週を残してホームゲームが5つあるセインツは、現時点で敷かれている規制を逃れてニューオーリンズから北西に80マイル(約130km)に位置するバトンルージュで試合を開催する道を検討している。セインツはハリケーン・カトリーナの影響により、2005年にバトンルージュのタイガー・スタジアムで4試合を行った。

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