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大差での敗北はパッカーズに必要な“警鐘”だったとQBロジャース

2020年10月19日(月) 17:03


グリーンベイ・パッカーズのアーロン・ロジャース【AP Photo/Jason Behnken】

今季初めて黒星を喫したグリーンベイ・パッカーズ。2020年最初の敗北は自分たちが小さな存在であることをチームに気づかせ、今は辛い経験であったとしても、いずれは幸福をもたらすものになるかもしれない。

タンパベイ・バッカニアーズは連続38ポイントを挙げてパッカーズを38対10で下した。この敗北は、今季が開幕からの4週間のようには簡単ではないという警鐘をパッカーズに鳴らしている。

パッカーズのクオーターバック(QB)であるアーロン・ロジャースは『WKOW 27』に「こんな風になんて絶対に負けたくない。僕らには今季、ちょっとした警鐘が必要だったんだと感じている。自分たちがすごいんだなんて思わないように、尻を蹴とばされる必要があったのさ」と話した。

シーズンの第1クオーターを通じて、パッカーズ(4勝1敗)はNFLのヒエラルキーの頂点に立っていた。守備陣は自らの役割を果たし、攻撃陣も高いパフォーマンスを発揮して、各試合で30点以上を挙げると同時に2試合では40ポイント以上を獲得している。

そんなときにやってきたのがバッカニアーズとの試合だ。この試合で今季最低の10ポイントにとどまったパッカーズは、バッカニアーズの連続得点の前に成す術もなかった。

ヘッドコーチ(HC)であるマット・ラフルアーは、パッカーズのチーズヘッドが大きくなり過ぎたか、選手たちが勝利の美酒に酔い過ぎたかだというロジャースの推論に明確に同意することはなかったが、練習を敗戦の原因として挙げている。

「そんなことは言いたくない。私なら、昨年と半年の間にわれわれが築き上げてきた自分たちの標準に、先週の練習が達していなかったのだと言う。それが今日起こったことだ。くだらない練習をすれば、くだらないプレーをすることになる」とラフルアーHCは述べた。

細かい点はともあれ、ロジャースとラフルアーHCの説明からはパッカーズにはあるべき準備ができていなかったことが明らかであり、顎に一撃を食らった彼らはNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)北地区トップのシカゴ・ベアーズ(5勝1敗)に0.5ゲームの遅れを取っている。

次のシーズン第7週に待ち構えているのは、1勝のヒューストン・テキサンズとの相手方の本拠地でのバトルだ。すでにアラームは鳴り、パッカーズはバイウイーク後の停滞から目を覚ました。準備をより整えれば、次戦でのパフォーマンスはきっと上がるはずだ。

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