タイタンズの調査完了、懲罰は罰金にとどまる見込み
2020年10月20日(火) 09:19新型コロナウイルス(COVID-19)のアウトブレイクを受けて共同調査の対象となっていたテネシー・タイタンズは、罰金以外の深刻なペナルティを免れるようだ。
『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロが伝えたところによれば、NFLとNFLPA(NFL選手会)がタイタンズ内のアウトブレイクについての調査を完了した旨をチームに通知したという。タイタンズには罰金が科される可能性があるものの、試合の没収やドラフト指名権の喪失、個人への懲罰等はない模様だ。
この共同調査によって、マスク着用義務に違反していた複数の事例のほか、施設外でのワークアウトについての情報伝達の不備等が見つかったとペリセロは述べている。情報伝達が十分ではなかった影響で、アウトブレイクが起こった当初、タイタンズの施設閉鎖中に許可されないワークアウトが複数行われた。これらの事例に基づいてリーグから懲罰が科される可能性があり、罰金が言い渡されることになりそうだとペリセロは報じた。
ペリセロがこの調査について知っている人物の話を元に伝えたところによれば、見つかった違反の中には選手やスタッフがマスクを着用せずに廊下に集合していた件もあったという。
タイタンズは調査に全面的に協力し、書類や映像等を提出したほか、施設内でのインタビューもサポートしていたとのことだ。
ほぼすべてのチームと同様に、タイタンズはオフシーズンに初めて導入された新型コロナウイルス対策プロトコルに沿うべく施設と手順のアップデートに多くの時間とエネルギー、リソースを割いてきた。また、その後も追加の変更を施設に取り入れており、この姿勢はリーグと選手会にとって今後に向けた励みなるだろう。最終的な懲罰の決定は待たれるが、共同調査の結果はチームに提供され、正式に完了したとペリセロは報じている。
タイタンズはシーズン第4週に組まれていたピッツバーグ・スティーラーズとの試合の日程変更を強いられ、第5週にも別の試合が火曜日まで延期された一方、第6週まで無敗の状態を保っている。
【A】