苦戦の原因を”親指”で示したペイトリオッツQBニュートン
2020年10月20日(火) 14:16クオーターバック(QB)キャム・ニュートンとニューイングランド・ペイトリオッツは現地18日(日)に18対12でデンバー・ブロンコスに敗れた試合で、ボールを進めるのに苦戦していた。
ペイトリオッツのトータルヤードは288にとどまり、ファーストダウン獲得は14回、サードダウンコンバージョンは13回中4回となっている。
今週にリザーブ/COVID-19リストから復帰したニュートンはパス25回中17回成功で157ヤード、アテンプト平均6.3ヤード、サック4回、タッチダウン0回、インターセプト2回を記録する傍ら、ラッシングではアテンプト10回でチームをリードする76ヤードに加え、この日唯一のタッチダウンとなった1回をマークした。
ニュートンの問題のみがペイトリオッツ敗戦の理由ではないものの、月曜日にラジオ局『WEEI』の“The Gregg Hill Show(グレッグ・ヒル・ショー)”のインタビューに応じたニュートンは攻撃陣の問題の責任を自ら負っている
ペイトリオッツのチームレポーターであるミーガン・オブラインによれば、ニュートンは「誰かを指さしたりはしない。(自分に)親指を指すさ」と答えたという。
今の流れを変えるには、ペイトリオッツは自分たちに集中する必要があるとニュートンは話した。
プレーオフ争いに戻れるだけの才能がペイトリオッツにあるか問われたニュートンは「望遠鏡を覗いているヒマなんてないぜ。俺たちが見るのは顕微鏡じゃなきゃ」と返している。
現在2勝3敗のペイトリオッツ。この負け越しは2001年の序盤5試合で記録して以来の数字となる。この年のペイトリオッツはQBトム・ブレイディと共に11勝5敗にまで盛り返し、スーパーボウルを制した。
今はペイトリオッツにとってもニュートンにとっても厳しいときだ。フィールド上で苦戦しつつも、新型コロナウイルス(COVID-19)の影響も受けてきた。NFLの元MVPはボストンに吹き荒れる嵐を乗り切る構えを整えている。
「これから何日間かで空が落ちてくるかもな。仕事をやり遂げるために、レインコートと傘を持っていくよ」とニュートンは話した。
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