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バイキングスDEハンターが手術を経てシーズン終了へ

2020年10月23日(金) 11:56


ミネソタ・バイキングスのダニエル・ハンター【Ryan Kang via AP】

現地22日(木)の一日が始まった時点で、ミネソタ・バイキングスは一流のパスラッシャーであるダニエル・ハンターとヤニック・エンガーコエを擁していた。

しかし、この日の半ばまでに、バイキングスは2人のいずれをも失っている。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートとトム・ペリセロが状況を知る人物の話を元に伝えたところによれば、ハンターが頚椎椎間板ヘルニアの手術を行い、これによって残るシーズンは絶望となるとのことだ。

8月に背部に問題を抱えていたハンターは、今季はまったくプレーしていなかった。当初、バイキングスはハンターがリハビリを経て今季中に復帰できると予測していたものの、首の手術によって可能性は消滅するようだ。

ハンターの手術について報じられたのは、バイキングスがエンガーコエをボルティモア・レイブンズへトレードに出したとのニュースが伝えられてから間もなくのことだった。

ハンターの喪失はすでに苦境にあるバイキングス守備陣にとってさらなる打撃となる。今季が開幕するにあたり、バイキングスがセカンダリーにトラブルを抱えるであろうことは予想されていた。しかしながら、ディフェンシブライン(DL)の問題は、ヘッドコーチ(HC)マイク・ジマーに非常に大きな問題となった。

ハンターはスターラインバッカー(LB)アンソニー・バーに続き、シーズン終了のIRリスト(故障者リスト)入りとなる。

ハンターはリーグでも最も運動能力の高いエッジラッシャーの一人として、2年連続でプロボウルに選出されていた。過去2シーズンでサック14.5回を記録している。

ラポポートによれば、2023年シーズン末までバイキングスにとどまる新契約を結びながらも、25歳のハンターは手術後の契約再構築を望むか、来年のトレードを要請する可能性があるという。2018年に結ばれた5年の延長契約はチームに大幅に有利な内容だった。その才能と生産性にもかかわらず、ハンターのエッジラッシャーとしての契約ランキングは18位にとどまる。

バイキングスはすでにサラリーキャップの問題に直面しており、新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックの影響で来季はサラリーキャップが引き下げられる可能性がある。2020年にスナップ1回分もプレーしない選手の要望にバイキングスが答えられるかは不透明なところだ。

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