ペイトリオッツの苦戦に「俺が水準に達していない」とQBニュートン
2020年10月23日(金) 14:07クオーターバック(QB)キャム・ニュートン率いるニューイングランド・ペイトリオッツが2勝3敗を数える中、ニュートンは広い肩にその成績の責任を負っている。
ペイトリオッツでの初年度に臨んでいるニュートンは先発として2勝2敗を記録し、試合平均でパス成功率68.1%、217.8パスヤード、タッチダウン2回となっている。また、レッドゾーンからの得点は5回で、レッドゾーンでの脅威リストのトップ10に十分入るだけの数字を残した。
しかしながら、それらの数字の多くはシーズン開幕からの2週間で築かれたものだ。シーズン第6週にはそれまで1勝しかしていなかったデンバー・ブロンコスに18対12で敗れており、この時の成績はパス25回中17回成功、157ヤード、インターセプト2回だった。バイウイークをはさんだその前戦ではオークランド・レイダースに36対20で勝利を収めたが、おおむね平凡なパフォーマンスであり、ニュートンはパス28回中17回成功、タッチダウン1回、インターセプト1回を記録している。
『ESPN』によれば、ニュートンは「俺が良くなかっただけだ。俺のしたいような良いプレーに届いていない。結局、そういうことだ。“良いプレー”と言うとき、俺が考えているのは正しいリードであり、ボールポジショニングであり、相手を交わすこと。俺がどうプレーするかの全てだ」と語ったという。
「俺は自分に何ができるか分かっている。俺のスタンダードはものすごく高いのに、そこに達していない。俺の個人的なスタンダードに。それが、俺の感じていることだ」
ニュートンがペイトリオッツの苦戦の責めを受け入れているのは明るい材料だ。たとえ、責任はニュートンのパフォーマンスをはるかに超えるところにあったとしても。ペイトリオッツのオフェンシブライン(OL)はけがに見舞われ、カンザスシティ・チーフス戦のリスケジュールや、ニュートンが出場できなかった際のブライアン・ホイヤーへの1週間のQB交代への対応を強いられた。
ニュートンは完全に復帰しているものの、リザーブ/COVID-19リストから脱して初めての試合では残された課題が多かった。ガード(G)シャック・メイソンとセンター(C)デービッド・アンドリュースが戻ってくるシーズン第7週には、もはやチームの苦戦に対する言い訳はないことをニュートンは分かっている。
「言い訳はもうない。誰とだって戦えるだけの材料はそろった。相手が誰であってもね」とニュートンは語ったと『NBC Sports Boston(NBCスポーツ・ボストン)』が伝えた。
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