セインツがWRサンダースをリザーブ/COVID-19リストに登録
2020年10月24日(土) 06:17ニューオーリンズ・セインツはトップ2レシーバーなしでカロライナ・パンサーズとのサンデーゲームに臨むことになる。
スターワイドレシーバー(WR)のマイケル・トーマスはハムストリングと足首を痛めており、今週最後の練習には参加しなかった。
さらにセインツは現地23日(金)にワイドアウトのエマニュエル・サンダースをリザーブ/COVID-19リストに入れており、彼は日曜日の試合には出られないことが決定したと『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが伝えている。サンダースは22日(木)の練習には出ていたが、これから隔離期間に入らなければならない。
セインツのヘッドコーチ(HC)ショーン・ペイトンはサンダースが新型コロナウイルス(COVID-19)検査で陽性だったことを認め、“彼はどのようにして感染したかを正確に理解している”と述べた。コーナーバック(CB)ケン・クロウリーもサンダースの濃厚接触者として同様にCOVID-19リストに入れられる。
前回の試合ではクオーターバック(QB)ドリュー・ブリーズとの信頼関係に改善が見られ、12回のレシーブで122ヤードを獲得していたサンダース。2人の関係性は少なくとも1週間、保留されることになる。
足首のけがを抱えているトーマスは今シーズンまだ1試合しかプレーしていない。彼は練習後にけんか騒ぎを起こして懲戒処分となり、第5週の試合から外されていた。それに続いてハムストリングの問題が浮上してしまった。
ナンバー1とナンバー2のワイドアウトを失ったブリーズの主要パスキャッチャーは、ランニングバック(RB)のアルビン・カマーラ、タイトエンド(TE)のジャレッド・クック、WRのトレクアン・スミス、ディオンテ・ハリスとマーキス・キャラウェイになるだろう。現地の記者団によると、ベテランのベニー・ファウラーの姿は金曜日の練習では見られなかったということだ。
またペイトンは、QB兼WR兼RB兼TEのテイサム・ヒルを第7週でパスキャッチャーとしてもっと活用するかもしれない。
WRのデプスには“満足”だと彼は語り、“多くの選手が違うポジションに入り、今日はいい練習ができた”と付け加えた。
WR陣の問題がなかったとしても、RBに今シーズン苦戦しているパンサーズのディフェンスと戦うサンデーゲームは元々カマーラにとってビッグデーになるはずだった。トーマスとサンダースがそろって欠場となったことで、カマーラとラタビアス・マレーとのややワイドな2バック体制ということも考えられる。
大半の人々が苦境と考えるような場面にあってこそ、ペイトンというHCはいつも創造力にあふれ、生産性を高める別の方法を見つけ出すように思える。日曜日のディビジョン対決で彼の最新の発明を見ることができそうだ。
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