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古巣ペイトリオッツを大差で下した49ersのQBガロポロ

2020年10月27日(火) 16:05


サンフランシスコ・49ersのジミー・ガロポロ【AP Photo/Steven Senne】

現地25日(日)、2017年にサンフランシスコ・49ersにトレードされてから初めて、クオーターバック(QB)ジミー・ガロポロがジレット・スタジアムに戻ってきた。

49ersのQBであるガロポロは古巣を33対6の大敗に沈めている。

「クールな1週間だった」とガロポロは『ESPN』に語った。

「とにかくたくさんの感情や思い出があふれてきた。特に、ここに戻ってきて、同じスタジアムを目にし、彼らがかつて流していたのと同じ曲を聞いて、いろいろな思い出がよみがえったな・・・。だけど、楽しい夜だった」

「これ以上うまくいくとは想像もできなかった」

ガロポロはパス25回中20回成功、277ヤード、アテンプト平均11.1ヤード、インターセプト2回という記録で試合を締めくくっている。49ersのランゲームはキャリー37回で197ヤード、タッチダウン4回をマークした。ディフェンス陣もペイトリオッツに混乱をもたらし、4回のインターセプトを浴びせている(キャム・ニュートンに3回、ジャレット・スティッドハムに1回)。

ペイトリオッツは点差という意味で、ヘッドコーチ(HC)ビル・ベリチック時代(2000年以降)で最悪のホームでの敗北を喫した(27点差)。ベリチックHC指揮下の敗戦でそれより大きな差がついたのは、ロードでバッファロー・ビルズに31対0で敗れた2003年の第1週のみだ。奇しくも、そのいずれも元ペイトリオッツQBに対するものだった。ガロポロは日曜日に以前の所属チームを倒した。2003年に同じことをしたのはドリュー・ブレッドソーだった。

ガロポロが集中していたのは勝利することだけで、差を開くことではない。

「それは本当に考えていなかった。ここにきて、勝ちたかった。俺にとって、1点差だろうが100点差だろうが関係ない。とにかく勝つってことなんだ。それが今週の俺たちが持っていた考え方だ。先週も同じ考え方だった。今季残りの試合でも同じようにやっていくだけだ」

ガロポロがベンチに下がっていた第5週の試合でマイアミ・ドルフィンズに大敗を喫して以来、49ersは負傷に対処しながらも立て直してロサンゼルス・ラムズとペイトリオッツに印象的な勝利を収めてきた。今は厳しい戦いが展開されるNFC西地区の最下位にいるものの、これらの勝利のおかげでチームは4勝3敗という成績でプレーオフ争いの中にとどまっている。

ともあれ、これからシアトル・シーホークス、グリーンベイ・パッカーズ、ニューオーリンズ・セインツとの戦いが控えている49ersとガロポロには、ここ数戦の勝利に酔っているような暇はない。

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