QBブレイディ、RBヘンリーらが10月の最優秀選手賞を受賞
2020年10月30日(金) 09:2843歳にして若々しく、今でも試合で輝きを放っているタンパベイ・バッカニアーズのクオーターバック(QB)トム・ブレイディの10月の活躍は一段と素晴らしく、12回のタッチダウンを決め、チームを3勝1敗へと導いた。
ニューイングランド・ペイトリオッツで20シーズンを過ごした後に今季はバッカニアーズで初シーズンを迎え、史上最高級のプレーを見せているブレイディには、新しいユニフォームがすっかり定着している。
10月の活躍を受けてブレイディは、名誉ある月間8部門賞の中のNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)オフェンス部門月間最優秀選手賞に輝いた。
既にご存知のとおり、ブレイディは10月の4試合の中で159回中105回(66%)のパスを成功させて1,157ヤードを稼ぎ、12回のタッチダウンパスに加えてランでもタッチダウン1回を決め、インターセプトは1回のみ、ここ3試合ではインターセプトが生じていない。ペイトリオッツ時代にAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)オフェンス部門月間最優秀選手賞を10度受賞しているブレイディは、今回自身初となるNFCの月間賞を受賞した。
カンファレンスをまたいでAFCでは、テネシー・タイタンズのランニングバック(RB)デリック・ヘンリーがオフェンス部門月間最優秀選手賞を獲得した。ヘンリーは344ランヤードと399スクリメージヤードを稼ぎ、タッチダウンを5回決めた。11月に入るにあたり、現在663ランヤードをマークしているヘンリーは、100ヤード以上の差でNFLの首位に立つと共に、リーグ最高タイであるランによるタッチダウン7回も記録している。
ダイナミックなクリーブランド・ブランズのディフェンシブエンド(DE)マイルズ・ギャレットが10月のチームの3勝1敗に貢献し、AFCディフェンス部門月間最優秀選手賞に輝いた。1カ月を通してギャレットはサック6回を決め、6試合連続で最低1回のサックを決めている。記録的なサックに加えて過去4試合ではタックル14回、タックルフォーロス4回、フォースドファンブル2回もマークした。
NFCディフェンス部門月間最優秀選手賞はゴールデンタイムの2夜で活躍したアリゾナ・カーディナルスのセーフティ(S)ブッダ・ベイカーに贈られた。ベイカーは3試合でタックル31回、サック2回、インターセプト2回、フォースドファンブル1回をマークし、それぞれの試合でカーディナルスを勝利に導いている。
前日にNFCスペシャルチーム部門週間最優秀選手賞を受賞したロサンゼルス・ラムズのパンター(P)ジョニー・ヘッカーがNFCスペシャルチーム部門月間最優秀選手賞に選ばれた。1カ月間で記録した21回のパントのうち13回を20ヤードライン内におさめ、1回あたり平均47.5ヤードをマーク。ヘッカーは10月のラムズの3勝1敗の要となる役割を果たした。
マイアミ・ドルフィンズのキッカー(K)ジェイソン・サンダースが完璧な10月を過ごし、18本すべてのキックを決めてAFCスペシャルチーム部門月間最優秀選手賞をつかんでいる。サンダースは11本のフィールドゴールと7回のエクストラポイントで40得点を稼いだ。
また、ロサンゼルス・チャージャーズのQBジャスティン・ハーバートほど印象的な活躍を見せるルーキーもなかなかいない。当然の流れとして、ハーバートが期待どおりにNFLオフェンス部門月間最優秀新人賞を受賞した。ハーバートは先発した10月の3試合でタッチダウンを10回決めて(インターセプトはたった1回)901パスヤードを稼ぎ、QBレーティング122.2をマーク。加えて、ラン攻撃で1回のタッチダウンを決めて88ヤードも獲得した。
どうやらカロライナ・パンサーズの立て直し計画はスケジュールが前倒しで進んでいるようだ。その過程で重要な役割を果たしているセーフティ(S)ジェレミー・チンがNFLディフェンス部門月間最優秀新人賞に輝いた。10月の4試合で彼はタックル30回、パスディフェンス4回、インターセプト1回をマークした。
【SC】