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RBトップ3選手なしでの挑戦に挑むパッカーズQBロジャース

2020年11月05日(木) 10:02

グリーンベイ・パッカーズ【AP Photo/Matt Ludtke】

サーズデーナイトフットボールのサンフランシスコ・49ers戦に向けてグリーンベイ・パッカーズは、ランニングバック(RB)のトップ3選手抜きで準備に励んでいる。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが伝えたところによれば、RBアーロン・ジョーンズが今週にけがから復帰する可能性は低いという。新人RBのA.J.ディロンは新型コロナウイルス感染症(COVID-19)検査で陽性が判明し、バックアップのRBジャマール・ウィリアムスも濃厚接触者として離脱している。

ジョーンズが早急に復帰できないのであれば、パッカーズはこの重要な一戦にRBタイラー・アービンとデクスター・ウィリアムスを主力として投じるかもしれない。

クオーターバック(QB)アーロン・ロジャースは、シーズン第9週の攻撃陣の状況については心配していない。

「競争に身を置く者としては、挑戦はいつだってワクワクするものだと思う」とロジャースはチームの公式ウェブサイトを通じて話す。「もちろん、最強のメンバーで臨みたいけど、一部のメンバーなしで勝利を追求するのも楽しい挑戦だ」

パッカーズは今季2試合でスターワイドレシーバー(WR)デイバント・アダムスを欠き、4試合でナンバー2のWRアレン・ラザードを欠いていることから、ジョーンズとジャマール・ウィリアムスに頼ってきた。

今週のパッカーズがボールをまわす新たな方法を見つけなければならないことをロジャースは認識している。

現地3日(火)、ロジャースは続けて次のようにコメントした。

「僕らがしてきたことに基づけば、必ずしも不自由しているとは感じない。何人かのメンバーをシャッフルして動かし、フィールドで最高のメンバーを特定して、そのメンバーを活用することでアドバンテージを得る。その法則は変わらない」

「それが今年、ヘッドコーチ(HC)マット・ラフルアーと攻撃スタッフが取り組んできた長所だと思うし、クリエイティブな方法によってフィールドでベストなメンバーを探り出し、ボールをスペースに送り込むために彼らをポジションにつける。それは今週も変わらない」

ロジャースは、RBデクスター・ウィリアムスとアービンの評価にも触れる。

「デクスターは最高だよ。姿勢がとても素晴らしい。オフェンスで成長を見せる良い仕事をしていて、彼のパスブロックとルートランの責任感が強まったように感じている。今年に入ってより安定しているようだし、自信も増しているように見える」

「アービンはたくさんのことができる。レシーバーを務められる。彼はフライのオプションになりうるし、バックフィールドでプレーできる。2人がプロトコルで離脱している今週は、アービンにもっと重要な任務を与え、フィールドで活躍させるだろう」

こうした状況下において明るい点は、鍵となる選手が欠落しているのはパッカーズだけではないことだ。対する49ersはもっと悲惨な状況に直面している。サーズデーナイトフットボールで49ersは、先発QB、スタータイトエンド(TE)、ナンバー1レシーバー、トップRB、スターディフェンシブエンド(DE)、トップコーナーなどの選手を欠いている。

NFLは壮健なチームのサバイバルゲームとも言える。新型コロナウイルスのリスクを抱える中で、健康に最も上手く対処したチームが常に優位に立つ。

パッカーズは複数名のトップ選手抜きでも勝利できることを示すチャンスを再びつかんでいる。ロジャースのMVP級の活躍はその手助けとなるだろう。

【SC】