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膝を負傷も問題ないとスティーラーズQBロスリスバーガー

2020年11月09日(月) 12:17


ピッツバーグ・スティーラーズのベン・ロスリスバーガー【AP Photo/Ron Jenkins】

ダラス・カウボーイズとの試合でピッツバーグ・スティーラーズを最初のタッチダウンに導いた後、膝を負傷した様子のクオーターバック(QB)ベン・ロスリスバーガーはハーフタイムの直前にロッカールームに下がっていた。

リプレー映像からは38歳のロスリスバーガーに深刻な負傷があった可能性が懸念されたが、トンネルから姿を現して試合を24対19の勝利で締めくくったロスリスバーガーは試合後に問題ないと話している。

今後、膝を懸念すべき要因はあるか尋ねられたロスリスバーガーは「いや、大丈夫だ。ご心配ありがとう」と応じた。

この負傷はスティーラーズの前半での最終シリーズで起きたものだった。崩されていくポケットの中でパスを出そうとしていた際にカウボーイズのディフェンシブタックル(DT)ネビル・ガリモアからヒットを受けたロスリスバーガーは、ガリモアとディフェンシブエンド(DE)デマーカス・ローレンスに挟まれている。

ガリモアがロスリスバーガーのひざにかぶさる形で2人は倒れ、ロスリスバーガーの膝は良くない方向に曲がっていた。直後から不快感のあった様子のロスリスバーガーは、足をかばってハドルに向かっている。

スティーラーズのタイムアウトの後もフィールドにとどまっていたロスリスバーガーは、エンドゾーンに届いたワイドレシーバー(WR)ジェームズ・ワシントンへの17ヤードのパスを含む4連続のパスを決め、残り1分10秒で足を引きずりながらロッカールームへ戻った。昨シーズン、第2週にロスリスバーガーが負傷して以来の大部分で先発したQBメイソン・ルドルフが後を引き継いで前半を終えている。

深刻なけがを避けられたのは“ビッグベン”とチームにとって朗報だが、ロスリスバーガーの目には2週連続で試合を辛勝で切り抜けたことがシーズン後半戦に向けて懸念するに値する状況として映っているようだ。

「俺は“こういうことをやるには年を取り過ぎた気がする”って冗談を言ったりするんだ。体はすり減っていくし、ここ2週間の試合では気持ちが振り回された。でも、俺たちは皆で勝ち続け、楽しんでいる。大事なのはそこ。俺はただ、彼らのためにプレーし、勝ちたい」とロスリスバーガーは話した。

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