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大差でバッカニアーズを下したセインツを称賛するQBブリーズ

2020年11月09日(月) 17:00

ニューオーリンズ・セインツのドリュー・ブリーズ【AP Photo/Mark LoMoglio】

結果自体は驚きではなかったものの、開いた点差は驚くべきものだった。

タンパベイ・バッカニアーズとNFC南地区の覇権を争ったニューオーリンズ・セインツは、38対3で相手を下している。クオーターバック(QB)ドリュー・ブリーズ率いるオフェンス陣が試合開始から連続して計38点を挙げる間に、圧倒的だったディフェンス陣はQBトム・ブレイディとその仲間たちを葬り去った。

ブリーズとブレイディの対決には注目が集まっていたが、ふたを開けてみればセインツ(6勝2敗)があらゆる側面で輝きを放ち、バッカニアーズ(6勝3敗)はその正反対だった。

ブリーズは試合後に「もちろん、今夜は最高の夜さ。3つのフェーズすべてで、とにかく見事だった。でも、僕たちはまだ良くなれると感じている」と『NBC』 に話している。

ワイドレシーバー(WR)マイケル・トーマス(キャッチ5回51ヤード)が長く待たれた復帰を果たした試合で、セインツ攻撃陣はNFLでナンバー3の守備陣を前にトータルで420ヤードを獲得した。タッチダウンパス4回を投じたブリーズを筆頭に、QBテイサム・ヒルからランニングバック(RB)アルビン・カマーラに至るまで、全員が輝きを見せている。

「当然、僕らはこれがビッグゲームだと知っていた。ディビジョンライバルだからね。タンパはとてもいいプレーをしていた。聞いてほしいが、これは僕らにとって次の試合であり、次のチャレンジだったんだ。僕らは毎週、もっと良くなろうとがんばっている。これまでの何週間かは人手不足だった。たくさんの若手がプレーしなければならなかったし、彼らはうまくやってくれた。僕らは勝利の道を見つけた。今夜は皆が戻ってきて、皆で一緒にやれて良かった。自分たちはゆっくりとそうやってきたと思う。僕らはボールを広げたかったし、称賛されるようなフットボールをしたかった。ディンフェンスについては言い尽くすことができない。ディフェンス陣は見事なプレーをした。攻撃陣もボールを保持し、ランもパスもうまくいき、この夜を通して素晴らしい出来だった」

セインツの守備陣はブレイディとバッカニアーズを困惑させ、194ヤード、タッチダウン0回に抑えたのに加え、それぞれ3度のインターセプトとサックを浴びせている。

セインツがトーマスの復帰でフル装備していたとは言え、バッカニアーズにもWRクリス・ゴッドウインが復帰し、WRアントニオ・ブラウンが新たに加わっていた。つまり、バッカニアーズ側に敗戦の申し開きになる要素はなかったと言える。ブレイディがセインツ守備陣に対する答えを見つけられなかったのと同様、ブリーズにも試合がこういった展開をたどった理由はほとんど分かっていない。

「分からないね。彼の武器もフィールド上にそろっていたんだから。そういう試合もあるってことじゃないかな」とブリーズは言う。

「彼らは素晴らしい仕事をした。パスラッシュについて言い尽くすことはできない。トムが今夜たくさんのヒットを受けたのはもちろん分かっているし、フロントフォーについても言葉では言い尽くせないさ」

ブリーズは自身とブレイディについて「僕らは22年間、互いに競ってきた」と振り返る。

「もちろん、とても敬意を払っているし、僕らのキャリアを通じて2人ともがきっと口にするのは、この素晴らしいゲームでこういう機会を手にし、お互いにできる限り長くプレーしていけることに、僕らがどれだけ感謝しているかってことだと思う」

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