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魔術師ロジャースとの対戦は「夢のよう」とジャガーズ新人QBルートン

2020年11月12日(木) 21:36


ジャクソンビル・ジャガーズのジェイク・ルートン【NFL】

フレッシュで純真なジャクソンビル・ジャガーズのルーキークオーターバック(QB)ジェイク・ルートンは彼自身がまばゆいNFLデビューを果たした。

今、彼はキャリア2度目の先発に臨む準備をしている。相手はオールタイムグレートと称され、子どもの頃から熱狂的なファンだったアーロン・ロジャースだ。

「かなり超現実的だよ。彼は俺がとても尊敬する人物だ。昔からすごいファンで、彼のゲームの大ファンだった」と24歳のルートンは現地11日(水)に語った。「彼のする多くのことは、他の人にはまねできないようなものだ。いろんな意味でフットボールの魔術師だよ。だから言った通り、(彼を)すごく尊敬している。同じフィールドで彼を相手にプレーできるなんて最高エキサイティングだ」

オレゴン州立大学出身で6巡目指名を受けたルートンはNFLデビュー戦で優れた活躍を見せた。僅差で敗れた第9週のヒューストン・テキサンズ戦で304ヤードを投げ、タッチダウン(TD)1回、ラッシングTDも1回記録した。

次の対戦相手はNFCのヘビー級ともいえるグリーンベイ・パッカーズと、殿堂入りを確実視される36歳のQBロジャースだ。彼はサーズデーナイトでサンフランシスコ49ersを相手に驚きの4TDを記録したばかりだ。

ロジャースと12歳の年の差があるルートンは必ずしも往年のパッカーズファンではなかったというが、2人の伝説的QBを熱心に応援していたという。

「俺は別にパッカーズファンだったわけじゃないんだ。でも、子どもの頃から(ブレット)ファーブの大ファンで、ロジャースがやってきてからはロジャースの大ファンになった。だから子ども時代はずっとそこでプレーしているQBたちを見て育ったんだ」とルートンは語った。

再び次のサンデーゲームでロジャースを眺めることになるルートンだが、今度は視点が同じフィールド内からのものになる。

ロジャースも2008年にNFLで初先発した試合でパスによるTD1回とランでのTDを記録している。またカリフォルニア大学でプレーしていたため、同じPac-12(パシフィック12カンファレンス)の出身だ。しかし、それ以降は類似点が多いとはいえない。

ルートンが率いるのは先の見えない1勝チームだ。対するロジャースが率いているのはスーパーボウルを期待され、すでに多くのレガシーを築き上げたパッカーズだ。

今のところ、ルートンが振り返れるのは1試合だけであり、全てはここから始まる。彼が目を向けるべきは自身の未来であり、サイドラインの向こうの“魔術師”ではない。

「俺は自分のことに集中している。自分たちのチームに集中している。(水曜日に)練習場に戻ったらすごく自信が高まったと感じた。いい練習ができたと感じられたんだ。俺はただ日曜日にしたことを積み重ねていくだけだと思っている。今日はそのためのいい一歩だったと思う」とルートンは述べた。「俺にはこれからたくさん積み重ねていけるものがあるってことさ。テープを見ながら、一人一人の動きを素早く計算できるようにする。そこはこれからも続けていけると思うんだ。でも他にもたくさんある。細かいフットワーク関連だとか、ランゲームのフットワークだとか、動きの読み方とか、そういうのは毎週毎週クリアにしていくことができる。今週もそうしたい」

それでもルートンは日曜日にフィールドを共有するQBがいかに偉大かを熟知している。何しろ、その人の功績に驚嘆しながら育ったのだから。

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