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親友ベッカムのためにプレーするとブラウンズWRランドリー

2020年11月13日(金) 16:47


クリーブランド・ブラウンズのジャービス・ランドリーとオデル・ベッカム【AP Photo/David Richard】

高校時代に出会い、ルイジアナ州立大学で共にプレーし、クリーブランド・ブラウンズで再びチームメイトになっているワイドレシーバー(WR)ジャービス・ランドリーとWRオデル・ベッカムの友情は今も続いている。

それゆえに、シーズン終了を強いたベッカムのACL(前十字靭帯)断裂はランドリーにとっても打撃だった一方、モチベーションをかき立てる要因にもなっている。

現地12日(木)に今季これからの試合は自分とベッカムのためにプレーするよう感じているのか問われたランドリーは、きっぱりとこう応じた。

「その通りさ。あいつはこのフィールドに出てくるために何でもやるだろう。このビルにいる人間は、コーチから一緒にフィールドに立つ選手に至るまで、皆が彼のやり方が気に入っている。俺たちはリーダーとしての彼が大好きだし、選手としての彼も、俺たちがフットボールのゲームで勝つのを手助けするためにどう彼がプレーするかも気に入っている。率直に言って、あいつがいなければ俺たちには本当にそれができなかったからな。俺たちとしては、お互いのために、そしてあいつのために戦い続けるだけだ。彼はここの一部なんだ。あいつはこの一部であり、そのことが間違いなくモチベーションを高めている」

ブラウンズがシンシナティ・ベンガルズに勝利した第7週の試合で負傷したベッカムは、火曜日に無事ACLの手術を終えており、2021年には復帰できる見通しだ。それにもかかわらず、フィールドにぽっかりと穴があいているのはベッカム本人のみならず、その親友にとっても耐えがたいことだ。

「ここにくるたびに毎日、彼がいないかと左右を探してしまう」とランドリーは言う。

「そこから始めて、俺は兄弟として、友人として彼のためにここで自分の仕事をし、彼と彼の家族や友だちの心が沈まないように努力する。ただ、早い回復を祈っている。彼がフィールドに戻ってきて、大好きなことをやるのが待ちきれないんだ」

5勝3敗のブラウンズは現地15日(日)に2勝6敗のヒューストン・テキサンズと対戦する。これはベッカムが負傷してから2度目の試合であり、ラスベガス・レイダースに敗れたブラウンズはベッカムがいない状態での初白星を飾るべく意気込んでいる。

ランドリーも肋骨の負傷を抱えながらプレーし、キャッチ33回と419レシービングヤードという数字でチームのトップに立っている。しかしながら、エンドゾーンにはなかなか届かず、それをさらなるモチベーションとしているという。

「そのせいで心が痛いよ。ひどくつらいけれど、それでもまだ集中している」と言うランドリーは「繰り返すけど、俺はこういうプレーをやり遂げなきゃならないし、きっとできる。できるさ」と続けた。

エンドゾーンを求めつつリーダーとしての役割を高め、チームメイト兼友人のためにプレーすることでモチベーションを上げるランドリーには、この先に待ち構えている困難に向けた備えができている。

「俺はただ、正しいことをやるよう努力するだけだ。一貫して正しいことをやり、模範として先導する。皆が知っているように、俺が声を上げることはあまりない。だからこそ、俺が声を上げるときには皆が耳を傾ける。俺は多くを語らずに、模範となって導こうと努力しているからな。同じルームにいる皆が、今は緊急事態であり、俺たちが一つのポジショングループとしてステップアップしていかなきゃならないことを理解していると思う。皆がそのことを承知し、困難に向けて準備できているよ」とランドリーは話した。

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