アメリカ全土で新型コロナウイルス感染症（COVID-19）の感染率が上昇していることから、NFLの3チームがすでに制限されていたスタジアムの観客動員をさらに限定している。

ボルティモア・レイブンズ、フィラデルフィア・イーグルス、ワシントン・フットボール・チームが現地16日（月）に、次のホームゲームではファンをスタジアムに入れないことを発表した。

レイブンズは今週、M&Tバンク・スタジアムでテネシー・タイタンズを迎え撃つことになっている。

レイブンズは月曜日に発行されたリリースで「事態を慎重に検討し、メリーランド州におけるCOVID-19の感染率と入院者数の増加を受け、レイブンズはわれわれのコミュニティの健康と安全を守る一助として、この決断が正しいものだと信じている」と述べた。

一方、イーグルスはフィラデルフィア市が地域での感染者数増加を受けて屋外での活動に新たな規制を敷いたことから、無期限でリンカーン・フィナンシャル・フィールドに観客を入れないことを発表。イーグルスは最初の2回のホームゲームで観客を入れなかったシーズン開幕当初のプランに立ち戻り、今後に何らかの変更があれば知らせるとしている。

イーグルスの次のホームゲームは第12週のシアトル・シーホークス戦となっている。

イーグルスは今季にレイブンズ、ダラス・カウボーイズ、ニューヨーク・ジャイアンツとの各試合で選手、コーチ、スタッフ、報道陣を含む計7,500人をスタジアムに収容することが可能だった。レイブンズは28対24でピッツバーグ・スティーラーズに敗れたシーズン第8週に約4,300人のファンを動員したのみだ。

ワシントン・フットボール・チームも後に、第11週の試合は無観客となることを明かしている。チームは11月8日に実施されたニューヨーク・ジャイアンツとのホームゲームに限られた数のファンを入場させていた。

「慎重に検討を重ね、プリンス・ジョージズ郡の衛生当局と連携して取り組んだ結果として、われわれは今週の日曜日に組まれているシンシナティ・ベンガルズとの試合を無観客で行うことを決定した。われわれにはスタッフや選手、ファン、コミュニティをしっかりと守るという責任があり、今はこれが正しい判断だと感じている」とチームリリースでは述べられていた。

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