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QBフォールズはかなりの痛みを抱えていたとベアーズHCナギー

2020年11月17日(火) 16:00

シカゴ・ベアーズのニック・フォールズ【AP Photo/Charles Rex Arbogast】

シカゴ・ベアーズは再びの敗北を避けようとしているチームから、先発クオーターバック(QB)が失われていないことを願うチームへと、一瞬の間に様変わりした。

ベアーズ(5勝5敗)は現地16日(月)にディビジョンライバルであるミネソタ・バイキングス(4勝5敗)に黒星をつけられ、4連敗を喫した。この試合は19対13に終わっている。この敗北をさらに苦いものとしているのは、QBニック・フォールズが大けがを負った可能性があることだ。フォールズは試合終了間際にカートでフィールドを後にした。二重の意味で厳しいゲームを終えたベアーズは、切望していたバイウイークを迎えている。

ベアーズのヘッドコーチ(HC)であるマット・ナギーは「私がすぐそこへ行ったときには、どうなっているのか分からなかった」と振り返っている。

「肋骨なのか、肩なのか、それとも別のところなのかも分からなかった。そして、グラウンドに倒れた彼がどれだけの痛みを感じているかを私は目にした。もちろん、彼が無事であることを願っているが、彼はかなり痛みを抱えていたし、もともとはタフな男だ。その光景を見て、彼のそばにいて、どれくらいなのか、もしくはどれくらい悪いのかも分からずに同情するしかない。だから、きつい時間だった」

ナギーHCはフォールズが足と臀部の診断を受けていたと報道陣に明かしている。

「彼がいらだっていたのは分かっている。フラストレーションのたまる出来事であり、きつく、厳しいことだった。そこでチームメイトと戦いたいと誰よりも思っているのが彼だからね。だからこそ、われわれはこの件を見守っていく。バイウイークはわれわれにとって良いタイミングでやってきた。今は少し打ちのめされているから、誰かが戻ってきて調子を取り戻す必要がある」

タイラー・ブレイがフォールズの代役を務めたものの、第10週のこの試合までに8年のキャリアでスナップ4回しかプレーしたことのないQBに頼るのは理想的とは言い難い。ブレイが急にスポットライトを浴びたのは、ミッチェル・トゥルビスキーが第8週に負ったけがの関係でプレーできなかったからだ。

かつて1巡目で指名を受けたトゥルビスキーが第12週に復帰する可能性について問われたナギーHCは手の内を明かそうとしなかった。

「ミッチについてはまだ分からない。可能性はあると思うが、それが確実かどうかは分からない。日ごとの観察になると思うし、彼がそれを知っているかも分からない。だから、ニックの状況に目を向けていく。今後次第で、自分たちがどういった位置にいるか見る必要があるだろう」とナギーHCは述べた。

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