QBポジションを検討するベアーズ、フォールズは当初の想定より軽傷
2020年11月18日(水) 09:01シカゴ・ベアーズのヘッドコーチ(HC)であるマット・ナギーはすでにプレーコール業務を手放しているが、攻撃陣は今もかなりの苦境にある。
ナギーHCは現地17日(火)、バイウイークを迎えてクオーターバック(QB)の状況を評価していると報道陣に話し、このポジションについては「すべてが検討中」だとつけ加えた。
ニック・フォールズはオフシーズンに獲得した際にチームが望んでいたほどの効果を上げておらず、マンデーナイトの終了直前に負傷で試合を離脱したことが、可能性として存在していた交代への動きを促進するかもしれない。地面に強く叩きつけられたフォールズはカートでフィールドを去ったが、さらなる検査の結果、腰から臀部にかけた負傷は当初想定されていたほど悪くはないことが判明したとナギーHCは明かしている。
ナギーHCはさらに、フォールズの負傷は日々の観察対象であり、故障者リザーブになるとは見ていないと話した。
ミッチェル・トゥルビスキーは第3週に行われたアトランタ・ファルコンズ戦の途中でフォールズと交代でベンチに下げられて以降は先発出場しておらず、今は肩のけがと戦っている。この試合でベアーズをまさかの逆転勝利に導いたフォールズが、その先の先発QBの座を確固たるものとしていた。
一時は5勝1敗を記録していたベアーズだが、先月に急降下して4連敗を喫している。第4週から第10週のフォールズのパス成功率は65.9%。1,664ヤードをマークする一方、タッチダウン対インターセプトが7対7となっており、パサーレーティングは80を下回った。単純に、フォールズのプレーはベアーズが先に向けて真剣勝負をしていくには十分ではなかったということだ。
プレーコールなのかシグナルコーラーなのかはともあれ、ベアーズは全体的な変化を検討せざるを得ない状態にある。現時点では、第12週は再び攻撃コーディネーター(OC)ビル・レイザーがプレーコールを行う予定だ。そういった変化が、強力なデイフェンスを擁しながら他の部分ではそれほどの力を発揮していないベアーズに違いをもたらすかはまだ分からない。
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