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レイダースとの再戦を控えたチーフスQBマホームズ、「準備はできている」

2020年11月20日(金) 11:47

カンザスシティ・チーフスのパトリック・マホームズ【AP Photo/David Zalubowski】

カンザスシティ・チーフスにとって2020年シーズンの記録における唯一の汚点は、第5週に対戦したラスベガス・レイダースへの敗北だ。

40対32で敗れたこの一戦で、チーフスはシーズン最多の得点数および490トータルヤードと346パスヤードを許し、クオーターバック(QB)パトリック・マホームズはキャリア最低となるパス成功率(51.2%)にとどまった。

日曜日にAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)西地区の再戦を控えたマホームズは、キャリア初となる地区戦完敗を避けたいと考えている。

現地18日(水)、マホームズは『ESPN』に「誰かに負けた時はいつも、その次のフットボールゲームは勝つためにプレーするんだ。準備はできている。それは約束するよ。同じチームに2度も負けたくないから、俺たちにはちゃんとした心づもりがある」とコメント。

MVPであるマホームズが先発に選ばれてからのキャリアにおいて、2度同じチームに敗北を喫したのは2018年のニューイングランド・ペイトリオッツの1チームのみだ。

事実、マホームズが地区戦で2度負けたシーズンは一度もない。チーフスは2014年以降のシーズンにおいて地区戦で複数回敗北したことがない。チーフスにとってはこの年が、プレーオフに進出しなかった、または10試合以上の勝利を飾らなかった最後の年となっている。NFLの調査によれば、チーフスが現在保有する5季連続地区戦での複数回の敗北なしの記録は1970年の統合以来最長の記録だという。

カンザスシティで勝利を飾ったレイダースは、試合後にチームバスでアローヘッド・スタジアムを周回する“勝利走行”を行なった。チーフスのヘッドコーチ(HC)アンディ・リードは今週初めにいら立ちをあらわにしたが、マホームズはチームが特段のモチベーションを必要とする状態ではないと考えている。

「もしこの試合に臨む準備が整っていないなら、地区ライバルと戦い、良いフットボールチームと戦い、この一戦がAFC西地区の順位に大きな意味を持つことを知らないのなら、正しいスポーツをしていない。俺にとってこの一戦は他の地区戦同様に重要だ。彼らが勝利走行をしたかどうかは関係ない」とマホームズは話す。

第5週の敗北を鑑み、チーフスは日曜日のレイダース戦に真摯に取り組む必要がある。

マホームズは「レイダースは出陣してフットボールの試合に勝利した。今回は俺たちがもっと良い仕事をしなければならない。俺たちは良きライバルと戦い、勝利を飾るためにはベストを尽くさなければいけないと理解している」と続ける。

チーフスが今後対戦する5チームのうち、4チームは現時点でプレーオフ進出の可能性を秘めている。レイダースによるチーフス掃討が起きた場合には、地区内でチーフスに許容されるミスの誤差範囲が1試合のみになる。一方、チーフスが勝利した場合には、5季連続でのAFC西地区タイトル獲得に向けて大きなリードを築くことができる。

【SC】