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スーパーボウルMVP受賞の元ドルフィンズSジェイク・スコットが死去

2020年11月20日(金) 18:46

マイアミ・ドルフィンズ【NFL】

1972年シーズンにマイアミ・ドルフィンズがNFLクロニクルで最も有名で祝福されたシーズンを終えた時、チーム戴冠への貢献をたたえられ、スーパーボウルのMVPに選ばれたのはディフェンシブバック(DB)のジェイク・スコットだった。

NFLに9年間在籍したベテランで2度のスーパーボウルウイナー、そして5度のプロボウルに選出されたスコットが75歳でこの世を去った。

彼の死去を受けて現地19日(木)、ドルフィンズが声明を発表している。

「ジェイク・スコット氏の死去を受けてのチームの声明:
ジェイク・スコット氏の死去を知り、一同悲しみに包まれています。ジェイクは1970年にドルフィンズの一員となったその日からインパクトをもたらしました。彼はプロボウルに5度選ばれ、ドルフィンズのオナーロールに名を連ね、第7回スーパーボウルでMVPを受賞しました。この年はNFL史で唯一のパーフェクトシーズンとして知られています。インターセプトはチームで歴代首位であり、ディック・アンダーソンとNFL史に残るトップセーフティ(S)デュオを結成しました。われわれの思いと祈りは彼のご家族、友人たちと共にあります。彼はいつまでもわれわれの心と記憶に残り続けるでしょう」

1970年から1975年まで、2度のオールプロ出場を含む6シーズンをドルフィンズのフリーセーフティ(FS)として過ごしたスコットは、その後ワシントンに移籍し、1976年から1978年まで3シーズンを戦ってキャリアを終えた。

ジョージア州出身のスコットはドルフィンズのオナーロールに名前を刻んだ後、2011年にカレッジフットボールの栄誉の殿堂入りを果たした。

そのキャリアは輝かしいものだったが、中でも最大の成果は17勝0敗というシーズンの末にワシントンを14対7で下し、第7回スーパーボウルのMVPを受賞したことだろう。スコットは試合中に2度のインターセプトを決め、守備の選手として史上2人目のスーパーボウルMVPに輝いた。それ以降も、守備でMVPになった選手は8人しかいない。

スコットはドルフィンズが1973年に再びスーパーボウルを制覇した際もその瞬間を見守っていた。

彼はくしくも、最大の栄光を勝ち取った対戦相手であるワシントンでキャリアを終えている。

通算126試合に出場し、その全てで先発を務めた。通算49回のインターセプトは今もNFLで歴代40位タイに記録されている。ファンブルリカバリーは13回で、パントリターナーとしても1,357ヤードの記録を持つ。

そしてもちろん、彼はビッグゲームのプレーヤーでもあった。ポストシーズンゲームでの先発は12回――うち11回をドルフィンズで務めた。

【M】