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シーホークスTEオルセンは足底筋膜断裂、少なくとも2カ月は離脱

2020年11月20日(金) 23:49

カロライナ・パンサーズのグレッグ・オルセン【AP Photo/Bill Feig】

サーズデーナイトのシアトル・シーホークス対アリゾナ・カーディナルス戦の第4クオーター序盤、グレッグ・オルセンはワイドレシーバー(WR)スクリーンのブロックに動いた。試合は28対21でシーホークスが勝利している。

ベテランタイトエンド(TE)はすぐに異常に気付いた。けがはノンコンタクトでのもので、何歩か片足跳びをしていたが、とうとう地面に倒れてしまい、自力でフィールドを出ることはできなかった。

シーホークスは、オルセンが足底筋膜を断裂したのではないかと心配していた。

その不安は的中してしまった。

NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートは現地20日(金)、『Good Morning Football(グッドモーニング・フットボール)』の中でオルセンが事実、足底筋膜を断裂していたと報告し、これで少なくとも2カ月程度は欠場を強いられるとの情報を伝えた。

さらにラポポートは、オルセンに復帰の望みは残されているものの、そのためにはシーホークスがプレーオフに進出し、場合によってはスーパーボウルまで到達しなければ難しいかもしれないと付け加えている。

ヘッドコーチ(HC)のピート・キャロルは試合後、オルセンの復帰については分からないが、けがが以前にも彼が対処したことのある種類のものであることから楽観視していると述べていた。

「それについてはまだ分からない」とキャロルは『ESPN』に語った。「筋膜断裂という大けがから驚くべき復帰を果たした者も何人かいる。今の彼はかなりの不快感を抱えている状態だ。だが、様子を見よう。これ以上は言えない。話すにはあまりにも時期尚早だ」

もしオルセンがこのまま復帰できなければ、それは14年という彼の偉大なNFLキャリアの終わりを意味するかもしれない。35歳の彼はこのオフシーズンにシーホークスと契約する前、放送側への転向を検討していた。数々のけがにも負けずに輝かしい記録を残し、それでもキャリア継続を選んだ選手にとっては何とも残酷な終わり方だ。

【M】