ニューオーリンズ・セインツが現地20日（金）、クオーターバック（QB）ドリュー・ブリーズを故障者リストに登録し、数週間にわたる離脱が正式に決まった。

水曜日には、サンフランシスコ・49ersと対戦して勝利したシーズン第10週の試合中に、複数の肋骨を負傷し、さらに肺にも問題を抱えたブリーズが少なくとも2週間は離脱を余儀なくされるだろうと報じられていた。

故障者リストに置かれたことでブリーズは少なくともこの先の3試合を欠場することになる。

昨季には親指を痛めて5試合を欠場したブリーズだが、当時は代役にテディ・ブリッジウォーターがいた。ただ、そのブリッジウォーターはカロライナ・パンサーズに移籍しており、ヘッドコーチ（HC）ショーン・ペイトンの選択肢はテイサム・ヒルかジェイミス・ウィンストンとなる。

『NFL Network（NFLネットワーク）』のイアン・ラポポートはブリーズの故障者リスト入りが報じられる前に、シーズン第11週のアトランタ・ファルコンズ戦にはバックアップQBテイサム・ヒルが先発する見込みだと伝えていた。ウィンストンの先発を予想する声が多かったことから、ヒルの先発起用はある程度のサプライズをもたらしたと言えよう。それでも、ラポポートはブリーズが負傷により欠場を余儀なくされた場合に備え、今週はヒルがすべてのファーストチームの練習に参加していたと報じている。

ヒルの先発起用が功を奏すかどうかは日曜日の試合を待ってみるしかない。ブリーズがしばらく不在となるセインツは機能することを願ってやまないだろう。

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