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QBタゴヴァイロアを下げたのは「パフォーマンスが理由」とドルフィンズHC

2020年11月23日(月) 13:31


マイアミ・ドルフィンズのトゥア・タゴヴァイロアとデンバー・ブロンコスのデショーン・ウィリアムズ【AP Photo/David Zalubowski】

マイアミ・ドルフィンズ攻撃陣の低迷を受け、現地22日(日)に行われたデンバー・ブロンコス戦の第4クオーターはベテランクオーターバック(QB)に託された。

20対10のビハインドだったドルフィンズはトゥア・タゴヴァイロアに代えてライアン・フィッツパトリックを投入し、あと一歩及ばなかったものの終盤の巻き返しを期待させるパフォーマンスを見せた。結局、ブロンコスが20対13で勝利を収めている。

試合後、ドルフィンズのヘッドコーチ(HC)ブライアン・フローレスはタゴヴァイロアをベンチに下げたのは純粋にパフォーマンスが理由だったと明かした。試合の中継では、今週、足の負傷が伝えられていたタゴヴァイロアが下半身のケガに見舞われた可能性があるとの憶測が伝えられていた。

フローレスHCはニューヨーク・ジェッツと対戦する次の試合はタゴヴァイロアが引き続き先発を務めるとも付け加えている。

また、フィッツパトリックは『South Florida Sun-Sentinel(南フロリダ・サン・センティネル)』に、「トゥアのチームであることは非常に明白だ。トゥアはどんどん良くなっていくだろうし、このまま成長し続けるだろう。今日は過去数週間と違っていた。チームは自分を出場させて活気をもたらしてほしかったんだ」とコメントしたという。

フィッツマジックの登場でオフェンスは即座に活発化し、フィールドゴールで追加点を得てワンポゼッション差に詰め寄った。

ブロンコスのランニングバック(RB)メルビン・ゴードンがエンドゾーンを目前にファンブルを喫し、終了間際に同点のチャンスがめぐってきたドルフィンズ。フィッツパトリックがフィールドに入って2回目の攻撃ドライブは13プレーで試合を振り出しに戻す好機につながったものの、フィッツパトリックが投げたパスをブロンコスがインターセプトして万事休す。

タゴヴァイロアは『NBC6』に「チームのためにベストなことをやっている。自分が出ていたときは、いろいろとあまりうまくいっていなかった。コーチは活気を出すにはフィッツを投入するのがベストだと感じたんだ。それを聞いたときの自分は、チームのためには一番いいことだと思った」と語っている。

第4クオーター序盤にタゴヴァイロアがサックを食らっており、これがケガの憶測につながった。ルーキーQBのタゴヴァイロアはその時点までに20回のパスを投げて11回成功、83ヤード、1回のパスあたり平均4.2ヤードにとどまり、タッチダウンは1回のみ。さらに、苦戦するオフェンシブラインの後押しもなく、6回のサックを受けるなどブロンコスのパスラッシャーたちに圧倒されていた。

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