ACLとMCLの断裂でベンガルズQBバロウのルーキーイヤーに幕
2020年11月24日(火) 05:11現地22日(日)に膝を負傷して試合を途中退場したジョー・バロウの症状はACL(前十字靱帯)断裂にとどまらなかった。
『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートとトム・ペリセロが情報筋の話として23日に伝えたところによると、シンシナティ・ベンガルズのクオーターバック(QB)バロウはMRI検査を受けた結果、左膝のACLに加えてMCL(内側側副靱帯)も断裂していたという。
この診断が下ったことにより、2020年ドラフト1位でNFL入りしたバロウのルーキーイヤーは最後まで走り切ることなく幕を閉じる。このあと、バロウは再建手術を受け、2021年に向けてリハビリに取り組んでいく。
ワシントン・フットボール・チーム戦の第3クオーター序盤に、相手ディフェンダー2人に踏まれるという不運が重なり、芝生に倒れ込んだバロウはカートに乗せられてフィールドを去った。チームは即座にバロウを試合から除外している。
MCLとACLを断裂したということは、バロウのリハビリは長期に及ぶことになる。ちなみに、2017年12月10日に同様に複数の靭帯を痛めたカーソン・ウェンツは2018年シーズン最初の2試合を欠場した。
シーズン終了となったバロウだが、パス成功率(65.3%)、1試合あたりのパスヤード(268.8ヤード)、パサーレーティング(89.9)はベンガルズの1試合あたりの新人記録を塗り替えている。
ベンガルズは今季これまでの戦績を2勝7敗1分としており、バロウはパス404回中264回成功、2,688ヤード、13タッチダウン、インターセプトは5回、サックは32回を記録している。今季のラストゲームとなったワシントン戦では一度もサックされていない。
ベンガルズの先発QBはライアン・フィンリーになる可能性が高い。バロウ離脱後に役目を引き継いだフィンリーは10回のパスを投げて成功は3回、30ヤード、1回のインターセプトにサックは4回を記録し、パサーレーティングは0.0だ。
また、ペリセロはベンガルズがQBブランドン・アレンと契約し、練習生からアクティブロースターに昇格させることを計画していると伝えた。
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