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「体が全然動かなかった」と明かすセインツQBブリーズ

2020年11月24日(火) 07:47

ニューオーリンズ・セインツのドリュー・ブリーズ【AP Photo/Butch Dill】

シーズン第10週にクオーターバック(QB)ドリュー・ブリーズが負傷退場したことを受け、ニューオーリンズ・セインツはジェイミス・ウィンストンを代役として投入したが、その1週間後、先発QBの座をテイサム・ヒルに託したところ、アトランタ・ファルコンズを下して勝ち星を手に入れた。

痛みを伴う肋骨のケガに見舞われて1週間以上が経過したブリーズは『Cox Sports(コックス・スポーツ)』のマイク・ネイバースとのインタビューで、痛みの影響について詳細を明かしている。

「自分の体が全然動かなかったんだ。体を回すこともできなければ、投げることもできない。すごくつらかったし、かなり気が滅入った。チームのために試合に出たかったからね。でも、これは自分の体が治療しないといけないことを教えてくれているんだとも分かっていた」

先週末に故障者リストに入れられたブリーズはこれで治癒に時間をかけられる。故障者リストに入ると最低でも3週間は復帰が認められないため、少なくともあと2週間は療養に励むことになる。定められている期間が過ぎればブリーズのチーム合流は可能となるが、ブリーズは復帰までの具体的なタイムラインを敷いていない。

それでも、フィールドに戻るときには決意を持って臨むと明かすブリーズは「自分の気持ちとしては、できるだけプッシュするつもりでいる」とも話した。

ブリーズ不在の間、セインツはヒルを先発QBとして起用するようだ。ファルコンズ戦ではパス23回中18回成功で233ヤード、10回を記録したランでも51ヤードを稼いでおり、2タッチダウンを決めてチームを24対9での勝利に導いた。

『ESPN』によると、セインツのヘッドコーチ(HC)ショーン・ペイトンは現地23日(月)に報道陣に対し、先発としてヒルのステータスを「大々的に発表するつもりはない」と明かしたようだが、サンデーゲームの様子から、オフェンシブにいくらかの変更を施せばヒルが通用する選択肢になり得ることから、シーズン第12週のデンバー・ブロンコス戦はヒルがスターターになる可能性が高いと見るのが安全だろう。

プレーオフ争いが加熱する頃には復帰したいと願うブリーズは、治療中も自宅で慎重に過ごすつもりだと明かした。

「子どもたちはいつもみたいに飛びついてこられないけれど、バービー人形で遊ぶことはできるし、娘のネイルも塗ってあげられる」

【C】