ベンガルズの先発QBはアレンを予定、フィンリーはバックアップを継続
2020年11月26日(木) 09:43シンシナティ・ベンガルズのバックアップクオーターバック(QB)はバックアップにとどまる。ジョー・バロウのシーズンがひざの負傷で終了したのを受け、元練習生のQBが一足跳びで先発を担うことになった。
『NFL Network(NFLネットワーク)』のマイク・ガラフォロが現地25日(水)に状況を知る人物の話を元に報じたところによれば、ベンガルズはニューヨーク・ジャイアンツと当たる日曜日の試合にブランドン・アレンを先発させる計画だという。
ワシントン・フットボール・チーム戦でバロウが負傷した際に代役を務めたライアン・フィンリーは、引き続きバックアップを務める。バロウが離脱した後、フィンリーはドライブ5回でパス10回中3回成功、30ヤード、インターセプト1回、パサーレーティングは0.0だった。2019年ドラフトの4巡目で指名を受けたフィンリーは、昨年に先発として0勝3敗に終わっている。
実際のところ、28歳のアレンの方がヘッドコーチ(HC)ザック・テイラーのシステムにおける経験がある。2人は2017年と2018年にロサンゼルス・ラムズにいた。アレンはこのオフシーズンにベンガルズと契約を結び、練習生として過ごしてからバロウの負傷後にアクティブロースターに昇格している。
アレンは昨年、デンバー・ブロンコスで3試合に先発した。アレンは有望さを見せてブロンコスを1勝に導いたものの、初戦での印象的なマジックは勢いを弱め、3試合でパス成功率46%、515ヤード、タッチダウン3回、インターセプト2回にとどまった。それでもアレンは苦戦するオフェンシブライン(OL)の後ろでオフェンスを機能させる能力を示しており、ベンガルズでも再びそういった仕事が求められるだろう。
昨年にアンディ・ダルトンの代役を務めたときに自信を抱かせるようなプレーができなかったフィンリーを選択しなかったことは、そもそもなぜフィンリーに筆頭のバックアップを担わせているのかという疑問につながる。ともあれ、2勝7敗1分のベンガルズは、より経験のあるアレンをQBに据えて前に進んで行くだろう。
目の粗いOLの後ろでプレーするのは、新たに先発を務める者にとって理想的な状況ではない。しかし、ベンガルズにはアウトサイドにワイドレシーバー(WR)タイラー・ボイドという武器があり、急上昇中の新人ティー・ヒギンズやベテランのA.J.グリーンがいる。
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