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ブラウンズがポジションコーチにNFL史上初となる女性スタッフを起用

2020年11月30日(月) 12:17

クリーブランド・ブラウンズのカーリー・ブラウンソン【AP Photo/Gary McCullough】

クリーブランド・ブラウンズのヘッドコーチ(HC)補佐であるカーリー・ブラウンソンは、日曜日の午後にフットボールの新たな歴史を築いた。

ブラウンソンは、NFLでレギュラーシーズン中にポジショングループのコーチを務める初めての女性となったのだ。

現地6日(日)に行われたジャクソンビル・ジャガーズとの試合でブラウンソンは、臨時でタイトエンド(TE)コーチを務めた。ブラウンズのTEコーチであるドリュー・ペッツィングは、妻が土曜日の朝に夫婦にとっての第1子を出産したため、チームの遠征には同行していない。

ブラウンソンは2010年から2017年にかけて女子フットボール連盟(WFA)のD.C.ディーバスに所属し、セーフティ(S)やランニングバック(RB)のポジションでプレーした。2017年はスカウトのインターンとしてニューヨーク・ジェッツに入団し、2018年から2019年にかけてはダートマス大学のクオリティコントロールコーチを務めている。

そして今季にブラウンズのヘッドコーチ(HC)ケビン・ステファンスキーの補佐として採用された。ステファンスキーHC自身が2006年にミネソタ・バイキングスでコーチとして初めて就いたのと似た役職になる。

ステファンスキーHCは1月に「フットボールのオペレーションのあらゆる面に携わる仕事だ」とチームの公式サイトにコメントしている。「カーリーはフットボールのオペレーションや広報から、ロッカールームや装備室に至るまでを行き来できる独自のポジションにいる。私の代わりとなって組織の間を繋ぐ役割を果たす。彼女にはかなりの部分を頼ることになるし、すでにそうしている」

「カーリーは頑張り屋だと思う。やる気に満ちていて、この仕事に全てのエネルギーを注ぎ込むつもりだ。最終的には若手のコーチを育てたいと考えている私にとっても、大変楽しみなことだ。彼女はオフェンスやスペシャルチームに関わった経験があり、このゲームに精通している。その知見を活かす場を提供し、HCへと育てていきたい」

ブラウンソンは暫定的なポジションコーチとして次のステップに進む最初のチャンスを得たのだ。

【R】