テキサンズWRフラーに6試合の出場停止処分
2020年12月01日(火) 10:10出場停止処分によってワイドレシーバー(WR)ウィル・フラーの2020年シーズンは終わった。
ヒューストン・テキサンズのWRであるフラーに、リーグのパフォーマンス向上薬に関するポリシーに違反したとして6戦の出場停止処分が言い渡された。フラー自身が『Instagram(インスタグラム)』で今回の措置について明かしており、リーグのポリシーに沿ったものと考えて薬物を摂取したものの、後に禁止されたものだと分かったと説明している。
フラーはテキサンズの今季の残る5試合に加え、2021年にもう1試合の欠場を強いられる。
「このミスの結果として、禁止薬物を使ったために俺は6戦の出場停止になった。テキサンズの組織とすべての俺のファンに、この過ちについて深く謝罪したい。すべてを過去のものとして、2021年にさらに良くなって戻ってきたいと思っている」
今季のフラーはキャリアで最高のシーズンになるペースでプレーしており、パスゲームに頼る部分の大きいテキサンズにおいて、11試合でキャッチ53回、879ヤード、キャリアハイのタッチダウン8回を記録していた。パス重視への移行を機として自らの生産性を示して見せたフラーだったが、今回の措置によって快進撃もストップしてしまった。
また、これでヒューストンでの時間が終わる可能性もある。新人契約の最終年を迎えたフラーはついに1巡目指名選手に期待される水準に近づいたところだったが、繰り返す負傷と今回の出場停止によって、テキサンズでのキャリアが終わりを迎えるかもしれない。
ただ、フラーにとって前向きな要素もある。今回の出場停止処分は、他チームからのオファーに大きな影響を与えないだろう。仮にそれが必要になった場合、1,000レシービングヤードとタッチダウン10回を超えるペースは、いずれかからの好条件のオファーにつながるはずだ。たとえ、16試合中15試合しかプレーできないとしても。
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