デンバー・ブロンコスの全クオーターバック（QB）不在期間は1週間で終わったようだ。

現地30日（月）に実施されたPCR検査でブロンコスのQBであるドリュー・ロックとブレット・リピン、ブレイク・ボートルスが陰性だったと、『NFL Network（NFLネットワーク）』のトム・ペリセロが情報筋の話を元に伝えている。今後の検査で陽性になることがなければ、3人はチームが施設に集合する現地3日（水）から練習に参加できるとペリセロはつけ加えた。

ブロンコスは後に、ロックとリピン、ボートルスがリザーブ／COVID-19（新型コロナウイルス感染症）リストから外れ、今週末のカンザスシティ・チーフス戦でプレーできる旨を発表している。

最初に陽性が判明したバックアップQBのジェフ・ドリスケルは先週の木曜日にリザーブ／COVID-19リストに置かれていた。

ブロンコス社長兼CEOのジョー・エリスは火曜日に声明を発行し、レギュラーシーズン最後の1カ月にいかにしてCOVID-19プロトコルを確実に実行できるかの概略をまとめるべくジェネラルマネジャー（GM）ジョン・エルウェイやヘッドコーチ（HC）ビック・ファンジオと話し合ったと述べている。

濃厚接触による除外の影響を受け、ブロンコスはワイドレシーバー（WR）ケンダル・ヒントンを練習生から昇格させ、準備時間が72時間を切っている中でQBとしてプレーさせなければならなかった。当然ながらヒントンはパス9回中1回成功、13ヤードに終わったが、3人のQBがアクティブロースターに戻っていれば、ブロンコスは次の試合で通常に近い形でプレーできるはずだ。

今季はハイリスクな濃厚接触によって――最初の検査は陰性で、無症状だったにもかかわらず――隔離されてきた選手の20名以上から、後になって陽性の結果が出た。そのことがリーグのプロトコルによる現在のような対応を必要としている。

【A】