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イーグルスQBハーツがウェンツと交代、HCは次戦の先発を明言せず

2020年12月07日(月) 12:40

フィラデルフィア・イーグルスのジェイレン・ハーツ【AP Photo/Jeffrey Phelps】

フィラデルフィア・イーグルスのクオーターバック(QB)が現地6日(日)に入れ替わった。これが良かったのかどうかは、いずれ分かるだろう。

大差をつけてリードするグリーンベイ・パッカーズを追いかけていた試合の第3クオーターで、ルーキーQBのジェイレン・ハーツがカーソン・ウェンツに代わって出場し、30対16での敗戦を締めくくった。

2020年ドラフトの2巡目で指名されたハーツはすぐに攻撃陣を動かし、同じく新人であるワイドレシーバー(WR)ジェイレン・リーゴーへの34ヤードのパスを通して最初のシリーズでサードダウンコンバージョンに成功している。また、第2ドライブでは2回の第1ダウンでスクランブルを行い、一時的にこの日のチームのリーディングラッシャーになっていた。このドライブでは第4ダウン残り18ヤードからのWRグレッグ・ワードJr.への32ヤードのパスでタッチダウンを決めている。

リーゴーがパントリターンタッチダウンを決めたおかげで、イーグルスは7点差にまで迫った。第4クオーターの終盤にはタイに持ち込むチャンスがあったものの、自陣で行き詰ってパントに終わった。キャリア初の長時間のアクションで、ハーツはパス12回中5回成功、109ヤード、タッチダウン1回、インターセプト1回と、29ランヤード、被サック3回という成績を残している。

イーグルスのヘッドコーチであるダグ・ペダーソンは試合後、誰が次のニューオーリンズ・セインツ戦で先発するかを決めるには映像を確認する必要があると話した。

『NBC Philadelphia(NBCフィラデルフィア)』によれば、ペダーソンHCは「何かをするために、この試合に刺激が必要だった。負傷が発生している中でやらなければならなかった。何かを決める前に、これから検討し、評価することがたくさんある」と語ったという。

ハーツが散らした火花は、日曜日に起こった交代をそのままにしておくには十分だったかもしれない。ウェンツがベンチに下げられるとのうわさは数週間にわたって存在していた。ペダーソンHCはQB変更を“するかしないか、いつするか”は自分が決めることだと話していた。これは自分自身の立場が危うくなってきたペダーソンHCが苦戦する先発QBに対してシーズンを通して取ってきたものに比べて、明確にソフトなスタンスだった。

ウェンツは20対3になった時点でベンチに下げられるまで、パス15回中6回成功、79ヤード、サック4回と低迷していた。イーグルスはこの試合のオープニングポゼッションでフィールドゴールを決めたものの、そこから4回中3回のドライブでパントを行っている。第5ドライブ中に前半が終了した際は第4ダウン残り13ヤードとなっていた。

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