レイダース戦敗北を受けてジェッツがDCウィリアムズを解雇
2020年12月08日(火) 15:18現地6日(日)にラスベガス・レイダースに敗れた試合で最後に振ったサイコロの目が、ニューヨーク・ジェッツの守備コーディネーター(DC)グレッグ・ウィリアムズからその職を奪った。
ジェッツ(0勝12敗)がベテランDCを解雇したと『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロが伝えている。チームも後にこの決断を認めた。ウィリアムズの息子であるブレイクも守備アシスタントを務めており、父同様にチームを離れると見られている。インサイドラインバッカー(ILB)コーチのフランク・ブッシュが暫定DCに任じられている。
ジェッツのヘッドコーチ(HC)であるアダム・ゲイズは月曜日に行われた電話会見にて「われわれのチームが前に進んで行くにあたり、これがベストだと思っただけだ」と話した。
「組織としてわれわれは今朝話し合いを行い、これがわれわれにとって最良の動きだと考えた」
未勝利のジェッツはプレーオフを狙うレイダースを相手に4つのクオーターを通して接戦を繰り広げ、目を見張るような今季初勝利を挙げるまであとわずかのところにきていた。しかし、最後の瞬間になってウィリアムズは不可解にも、レイダースが奇跡のディープショットを必要としている第3ダウン残り10ヤードという場面でゼロブリッツをコールする。ドラフト1巡目で指名を受けたレイダースのワイドレシーバー(WR)ヘンリー・ラッグス三世がその奇跡を現実のものとし、残念なマンカバレージを置き去りにしてQBデレック・カーから43ヤードのタッチダウンパスをキャッチした。残り時間は13秒になっていた。
ゲイズHCは「もちろん、あのコールには満足していなかった。あのゲームをああいう形で落とすとは、われわれの選手たちにとっては痛ましいことだ。ああいうことが、ああいった状況で起こるということは、とにかく、単に・・・。ああいうことを起こさせるわけにはいかない」と話している。
NFLネットワークのマイク・シルバーは日曜日、「ゲイズはヘッドセットで他のコーチと話していた。彼は“ゼロ”という言葉を聞いて“何?”と言った。ゲイズが反応する前にボールはスナップされていた。したがって、理想的な状況ではなかった」と述べた。
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