新型コロナ感染でただ“生き続けること”を考えていたWRフィッツジェラルド
2020年12月11日(金) 11:33将来の殿堂入りが確実視されるワイドレシーバー(WR)ラリー・フィッツジェラルドが、2戦の欠場を経てアリゾナ・カーデイナルスのリザーブ/COVID-19(新型コロナウイルス感染症)リストから今週に復帰した。フィールドにいない間、37歳のフィッツジェラルドはウイルスと戦う間、厳しい時間を過ごしていたようだ。
2014年以来の欠場を強いられたフィッツジェラルドだが、現地10日(木)に報道陣に語ったところによれば、新型コロナウイルス感染症との戦いの間は将来について思いを巡らせることはなかったという。
チームの公式サイトには、フィッツジェラルドが「本当に、そんなふうには考えていなかった。考えるのは生き続けることとか、そういうすぐ先のことだった。フットボールのこととか、どれくらい長くプレーできるかは、まったく頭をよぎらなかった」と語ったと記されている。
フィッツジェラルドはこの間に体重が約4kg落ちて、味覚と嗅覚はまだ戻っていないと話した。
「2日ほど、調子の悪い日があった」と言うプロ17年目のフィッツジェラルドは、この感染症によって“ものごとを再評価”し、遺言状を書き換えるまでしたという。
「遺産計画をすべてやりなおした。遺言状も変えた。たくさんのことをやったよ。家でじっとしていて、どれだけ多くの人が亡くなっていくかを見ているんだ。本当にいろいろなことを考え直したくなる。自分が持っている健康がありがたく感じられる」
フィッツジェラルドは戦線から離れている間にシーズン中に負ったダメージのいくつかを回復することができたとも話している。体重は落ちたものの、調子は良いと感じているとのことだ。
現地13日(日)のニューヨーク・ジャイアンツ戦でどれだけプレーすることになるかは分からないというフィッツジェラルド。チームメイトたちは回復したフィッツジェラルドの復帰に期待している。
セーフティ(S)ブッダ・ベイカーは「2週間休んでいたから、前よりもちょっと速くなっているかもしれないぜ」と話した。
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