ビルズがGMブランドン・ビーンと2025年シーズン末まで契約延長
2020年12月11日(金) 10:23
バッファロー・ビルズはAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)ベストチームの一つに戻ってきた。そして、しばらくの間、その構造を保とうとしている。
ビルズはジェネラルマネジャー(GM)ブランドン・ビーンと複数年の延長契約にサインしたと現地10日(木)に発表した。『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートはベアーズの新しい契約は2025年までビーンを留め置くものだと伝えている。
ビルズは長年プレーオフから遠ざかっていたチームから、ディビジョン内の有力候補にしてAFCのトップチームの一つへと復興を遂げた。それを導いたのがビーンGMとヘッドコーチ(HC)ショーン・マクダーモットだ。だからこそ、8月にマクダーモットが契約延長したその年のうちに、ビーンも契約の延長に至っている。
ビルズのオーナーであるテリー・ペグラとキム・タグラは声明の中で「ブランドンは傑出したリーダーであり、彼はわれわれの組織全体に素晴らしくレベルの高い安定性をもたらした。われわれがブランドンに感謝し、敬意を払っている点の一つが、彼は自分の意思決定プロセスを非常に徹底しているというところだ。彼の決断において、深い研究と広いリサーチなしに成されたものはない」と述べた。
「われわれは彼の高いコミュニケーションスキルに感謝しており、彼は実にうまくわれわれやショーン、この組織のあらゆるレベルの人々と共に働いている。彼の契約を延長し、ブランドンやショーンがこれからの長い間、われわれのフットボールチームを率いることをうれしく思っている」
ビーンが2017年NFLドラフト後にダグ・ホエーリーの後任としてGMに就任したのはすでにチームがマクダーモットHCと契約した後のことだったが、2人は手を取り合い、シーズンごとにビルズを立て直してきた。彼らのビルズでの最初のシーズン(2017年)にチームは1999年以来のプレーオフ進出を果たしており、当時のリーグで最長だったプレーオフ未進出期間に終止符を打っている。
日曜日にピッツバーグ・スティーラーズとの試合を控え、ビルズには再度のポストシーズン進出を確定させるチャンスがある。これが決まれば過去4シーズン、すなわち、ビーン・マクダーモット時代として知られる期間で3度目のことになる。
マクダーモットHCと同じようにカロライナ・パンサーズからビルズに移ってきたビーンは、ビルズでの最初のドラフトでヒットを飛ばしたようだ。ビルズは2018年の1巡目でクオーターバック(QB)ジョシュ・アレンとラインバッカー(LB)トゥルメイン・エドモンズを指名している。
コーナーバック(CB)トレデイビウス・ホワイトやLBマット・ミラノらがけん引役となったディフェンス面での向上が過去3シーズンの成功の焦点となっていた一方、アレンが成熟して自分を中心とした攻撃陣を築いていることが、今季の、そして今後のチームにおけるカギとなっている。
ビーンは2020年のオフシーズンにワイドレシーバー(WR)ステフォン・ディッグスのトレードをまとめ上げたほか、コール・ビーズリーやジョン・ブラウンと契約を結んでおり、彼らの生産性はビルズ加入以来で高まっている。
1990年代に4度のスーパーボウル進出を果たして名を馳せたチームが、10年以上も低迷していた。アップステート・ニューヨークで新時代が確かに始まっており、ビルズはそれをさらに進展させようとしている。
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