2026年NFLドラフト:カウボーイズが全体11位にトレードアップ、オハイオ州立大学Sケイレブ・ダウンズを指名
2026年04月24日(金) 11:39
ダラス・カウボーイズが2026年NFLドラフト1巡目で、補強が急務とされていたディフェンス陣の強化に乗り出した。
カウボーイズは現地23日(木)、今回のドラフト候補生の中で最高のセーフティ(S)を確実に確保すべく、指名順を一つ繰り上げた。マイアミ・ドルフィンズに対し、全体12位、177位、180位の指名権を譲渡するトレードを成立させ、全体11位でオハイオ州立大学のSケイレブ・ダウンズを指名している。
一方のドルフィンズは続く全体12位の指名権を行使し、ジェフ・ハフリー新ヘッドコーチ(HC)が率いる新体制の道を切り開くべく、身長約201cm、体重約160kgの巨漢ブロッカー、アラバマ大学のオフェンシブタックル(OT)ケイディン・プロクターを獲得した。
インディアナポリス・コルツのワイドレシーバー(WR)ジョシュ・ダウンズを兄に持つケイレブ・ダウンズは、2023年に全米トップ評価の高校生としてアラバマ大学でカレッジキャリアをスタートさせた。奇しくも、今回のドラフトで直後に指名されたプロクターとは、クリムゾンタイドの同期にあたる。即座に頭角を現したダウンズは、1年生ながら全14試合に先発出場し、タックル107回(うちタックルフォーロス3.5回)、インターセプト2回、パスブレイクアップ4回、フォースドファンブル1回、ファンブルリカバリー1回という堂々たる成績を残した。ニック・セイバン元ヘッドコーチの引退に伴い、2024年にオハイオ州立大学へ転校した後も、最終年までの2シーズンにわたってエリートレベルのパフォーマンスを維持。タックル149回(うちタックルフォーロス12.5回)、サック1.5回、インターセプト4回、パスブレイクアップ1回、フォースドファンブル2回を記録している。
元NFLランニングバック(RB)のゲイリー・ダウンズを父に持つ血統の良さもあり、ダウンズはジョージア州で過ごした高校時代からNFLスカウトたちの注目を集めてきた。カレッジでの3シーズンでもその期待に違わぬ活躍を見せ、2024年と2025年にはAP通信オールアメリカンのファーストチームに選出(1年生時の2023年もセカンドチームに選出)。さらに2024年と2025年にはビッグ・テン・カンファレンスの守備部門年間最優秀選手賞に輝き、最終シーズンには全米最高のディフェンシブバックに贈られるソープ賞を受賞している。
大学での3年間で十分な実績を残したダウンズは、ドラフト前のプロセスでは自身のプレー映像を評価の対象とすることを選択し、NFLスカウティングコンバインやオハイオ州立大学のプロデーで行われた身体能力テストへの参加を見送った。ダウンズのプレー映像は、その決断を正当化するのに十分な説得力を備えている。フィールドのあらゆるエリアをカバーするセーフティであるダウンズが、最も存在感を発揮するのはボックス内だ。並外れた技術を持つ恐れ知らずのタックラーであることを証明しており、その献身的な姿勢が途切れることはなく、ポジショニングのミスもほとんど見られない。身体能力という点では飛び抜けた才能の持ち主というわけではないが、その実績はテストデータが示すポテンシャル以上の価値を証明している。
評価する者によっては、ダウンズはこのドラフトクラスで最高の選手の一人と見なされている。彼はカレッジで成し遂げた時と同じ目標を掲げ、その極めて高い期待を背負ってNFLへと乗り出す。その目標と、周囲の期待を上回ることだ。
ダウンズは他に新加入したジェイレン・トンプソンやP.J.ロックと共に、昨年に12試合に先発したマリク・フッカーを擁する守備陣に合流する。ローレンスが加わるポジショングループもこのオフシーズンに整備が進められており、ラシャン・ゲイリーやジョナサン・バラードといったパスラッシャーが新たに名を連ねている。
いずれも必ずしもすぐに起用されるわけではないものの、それぞれに費やされたものを踏まえれば、カウボーイズは遠くないうちに2人の出撃準備が整うことを期待しているだろう。
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