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レイブンズWRブライアントがCOVID-19リスト入りもハーボーHCは「今後のプランの一部」

2020年12月11日(金) 07:42


ボルティモア・レイブンズのデズ・ブライアント【AP Photo/Nick Wass】

ボルティモア・レイブンズがダラス・カウボーイズと対戦したシーズン第13週チューズデーナイトゲームの試合直前に、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)検査の陽性判定を受けて除外されたワイドレシーバー(WR)デズ・ブライアントは、残りのシーズンから身を引く可能性を示唆している。

ブライアントが感情的なリアクションを見せる一方で、レイブンズを率いるジョン・ハーボーHC(ヘッドコーチ)は、今後のチームのプランにブライアントの存在があることを明かした。

ハーボーHCは現地10日(木)、「COVIDは10日間だし、われわれはそれだけだと考えている。ツイッターの件やら、そういったことについて他の人と話したことはない。それについては彼に直接聞くべきだ。私には答えることができないし、誰かに何かを言うこともできないが、われわれのプランで彼がオプションであることは間違いない。彼はチームの一員であり、彼の進歩にはとても満足していたし、彼の練習の取り組み方にも満足している」と述べた。

「あの試合で彼がプレーすることに興奮していた。本当にワクワクしていた。試合前に彼に会い、2人とも試合に向けて気合が入っていた。彼自身、試合に向けてとても気持ちが入っていたし、興奮していた。だからこそ、感情的にもなったのだろう。特に、彼のキャリアの現在地を考えればね。われわれ全員が彼の立場になって考えてみればいいのだ。私はとても共感するし、理解もしている。結局、人は自分のために決断するものであり、そうあるべきだとも思う。ただ、私の立場からすると、当然、それに対する答えはイエスとなる」

ブライアントは検査で陰性が続いていると明かしていたものの、10日、正式にレイブンズのリザーブ/COVID-19リストに入れられた。

NFLチーフメディカルオフィサーのアレン・シルズ医師は『NFL Network(NFLネットワーク)』のジュディ・バチスタに対し、ブライアントのケースについて具体的にコメントすることはなかったが、ブライアントがウオームアップ中に除外されたタイミングについて、リーグは「それぞれの陽性結果に対して取ってきたのとまったく同じプロセスを取っている」と説明している。

「われわれは常に数日間の検査結果を確認しており、これらの検査結果は単純な陽性か陰性かという明確なものではない。常にナラティブが作られており、シグナルがどう変化するかを見ている。非常に弱いシグナルである場合もあれば、時々、強めのシグナルになることもあり、弱まることもある。すべての陽性結果を観察しており、注意を払っていく」

32歳のブライアントは今季、レイブンズで3試合に出場し、69回のスナップに参加して7回ターゲットとなり、キャッチ成功は4回、28ヤードをマークしている。

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