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2020年ウォルター・ペイトンNFLマン・オブ・ザ・イヤーの候補者が明らかに

2020年12月11日(金) 14:14


NFLロゴ【Aaron M. Sprecher via AP】

ウォルター・ペイトンはあまりにも早く天に召された。しかし、彼のレガシーは今も続く。力強く走り、誇りと不屈の精神を体現し、品位をもってその能力を示してきたペイトンのプレーそのもののように。

「フィールド外での傑出したコミュニティーサービスやその卓越性」が認められた選手に“NFL Honors(NFLオナーズ)”の最後の表彰で贈られるのがウォルター・ペイトンNFLマン・オブ・ザ・イヤーだ。

現地10日(木)、32名の候補者が明らかになった。

ジャスティン・シモンズ(デンバー・ブロンコス)
トレイ・フラワーズ(デトロイト・ライオンズ)
コリー・リンスリー(グリーンベイ・パッカーズ)
マイケル・トーマス(ヒューストン・テキサンズ)
ジャコビー・ブリセット(インディアナポリス・コルツ)
ジョシュ・ランボー(ジャクソンビル・ジャガーズ)
トラビス・ケルス(カンザスシティ・チーフス)
アレク・インゴールド(ラスベガス・レイダース)
アイザック・ロッチェル(ロサンゼルス・チャージャーズ)
アンドリュー・ウィットワース(ロサンゼルス・ラムズ)
バイロン・ジョーンズ(マイアミ・ドルフィンズ)
エリック・ケンドリックス(ミネソタ・バイキングス)
デビン・マコーティー(ニューイングランド・ペイトリオッツ)
デマリオ・デービス(ニューオーリンズ・セインツ)
ダルヴィン・トムリンソン(ニューヨーク・ジャイアンツ)
ピエール・デシアー(ニューヨーク・ジェッツ)
ロドニー・マクロード(フィラデルフィア・イーグルス)
バンス・マクドナルド(ピッツバーグ・スティーラーズ)
アリク・アームステッド(サンフランシスコ・49ers)
ラッセル・ウィルソン(シアトル・シーホークス)
マイク・エバンス(タンパベイ・バッカニアーズ)
ケビン・バイアード(テネシー・タイタンズ)
ジョナサン・アレン(ワシントン・フットボール・チーム)

NFLコミッショナーのロジャー・グッデルは「今も続く世界的なパンデミックと、今年に見られた社会的な不正義によって、今年はわれわれ全員が大きな挑戦を経験している」と声明で述べた。

「32名のウォルター・ペイトン・マン・オブ・ザ・イヤー候補者は、選手らは逆境にあっても人々の認識を高め、自分たちの声とプラットフォームを使ってコミュニティーにポジティブな影響を与え続けていることを改めて思い起こさせてくれる。これらの候補者たちは、最もリーダーシップと力を必要としているときに、この国中にいつまでも続くレガシーを残すだろう」

当時ジャガーズで、今はレイブンズに所属するディフェンシブエンド(DE)カライス・キャンベルが2019年のウォルター・ペイトンNFLマン・オブ・ザ・イヤー受賞者だった。現役選手ではドリュー・ブリーズ、ジェイソン・ウィッテン、トーマス・デービス、ラリー・フィッツジェラルド、J.J.ワット、そしてキャンベルの6名がこの賞を受けている。シーズン第14週からシーズン末まで、2020年の候補者たちは全員がヘルメットにNFLマン・オブ・ザ・イヤーのデカールをつける。

2018年の受賞者であるクリス・ロングは受賞後に「フットボールが俺に、社会にお返しができるプラットフォームを与えてくれたことをものすごく感謝している。俺の仲間たちの大勢が、世界と自分たちの地元コミュニティーにポジティブで影響のある変化を与えるために、この舞台を活用すると決断したことをとても誇りに思う」と話していた。

2020年ウォルター・ペイントNFLマン・オブ・ザ・イヤーの各候補者には自分たちが選択したチャリティーに自分の名で寄付できる4万ドル(約410万円)が与えられ、同じく受賞者には25万ドル(約2,600万円)が与えられる。

2019年の受賞者であるキャンベルは「俺が社会にお返しをするときの目標は、人々をインスパイアすることだ。努力すればその夢はかなうと、皆が考えられるようにすること。誰もが、本当の意味で誰もが、ギブバックできる。自分の人生を歩んでいる最中であれば、それが人生のどの段階かは関係ない。手を伸ばして誰かを助けられる。隣人を助けるのは俺たちの務めだ。たとえ5分であれ、必要としている人に与えよう。一つ一つの充実した時間が、ちょっとした時間が、世界を変える。その5分が人生を変えるんだ。ウォルター・ペイトンは俺のコーチと時間を共に過ごした。それがひいては、俺に強いインパクトを与えている。ウォルター・ペイトンは世界にインパクトを与えようと努力した。俺たちはもっとウォルター・ペイトンのように、骨を折らなきゃならない」と受賞後に述べた。

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