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大勝から数日でラムズに封じ込まれたペイトリオッツとQBニュートン

2020年12月11日(金) 17:13

ニューイングランド・ペイトリオッツのキャム・ニュートン【AP Photo/Ashley Landis】

1週間足らず前、ニューイングランド・ペイトリオッツにとってすべてが順調だった。しかし、現地10日(木)にロサンゼルス・ラムズに喫した24対3での敗北が、それを吹き飛ばしている。

ペイトリオッツは第13週にロサンゼルス・チャージャーズを45対0に抑え込んだ勢いにのって第14週の試合に臨んだ。だが、ラムズがこの試合最初のタッチダウンによって同じ街を拠点とするチームより優れていることを示すまで、4分もかからなかった。

そこから、キャム・ニュートンとペイトリオッツは常に後を追う展開を強いられる。10分12秒を残してニュートンがベンチに下げられたことが、この試合がどう終わったかを簡潔に説明しているだろう。

「彼らが何をしようとしているかは、俺たちは正確に分かっていた。俺たちはただもっと良くならなきゃいけないし、真っ先にそうしなきゃいけないのは俺だ。結局、もっと多くのプレーを決めなきゃならないんだ」とニュートンは試合後に語った。

ラムズの鉄壁のディフェンスが早い段階で流れを作り、そのプレッシャーとカバレージによってペイトリオッツは連続してスリーアンドアウトを強いられた。それがこの試合の残りの展開にも響いている。

ペイトリオッツの第3ドライブの3つ目のプレーでランニングバック(RB)デイミアン・ハリスへのスクリーンパスを試みたニュートンだったが、ラムズのラインバッカー(LB)レナード・フロイドが右から突進してきたためにパスを急がされた。このパスはLBケニー・ヤングの手に収まり、今季最長の79ヤードのピック6へとつながってしまった。

これで17点差にされたペイトリオッツはこの日最高のシリーズをまとめ、12プレー(ラン11回)で66ヤードを稼ぐ。敵陣2ヤードからの第4ダウンでニュートンがオプションプレーに挑んだ際、ハリスがオープンになっていたようだった。しかし、ニュートンはボールをキープすることを選び、LBジャスティン・ホリンズにタックルされた。

「少しピッチの範囲を離れ過ぎだったし、ターンオーバーにつながるようなボールは投げたくかった。だから、それを自分でもって、どこまでやれるか見たかった。またバッドプレーになることなんて、望んでいなかった」とニュートンは話した。

複数のダウンでターンオーバーがあったことが、勢いを止める原因となった。第2クオーターの終盤でニック・フォークによる29ヤードのフィールドゴールを決めたペイトリオッツだが、ラムズディフェンス陣によって試合は痛ましい形で終了している。ペイトリオッツのラスト8ドライブのうち、4つが3プレーしか続かなかった。

またしても完敗を喫したペイトリオッツだったが、ヘッドコーチ(HC)ビル・ベリチックにはまだQB交代の構えはない。それは記者会見の最初の質問をいかに迅速に断ち切ったかにも見て取れた。

「素晴らしい質問。お尋ねいただいて本当にありがとう。キャムがわれわれのQBだ」とベリチックは述べている。

ベリチックHCによる試合後のこのメッセージは、選手の変更を行うよりも欠陥をなくしていくことをHCが望んでいることを示しているとニュートンは言う。

「俺たちは集団として良くならなければならないし、彼は正しかった。俺たちはいい形でフットボールをプレーしなかったが、彼らはした。そして、彼らが俺たちよりも多くのプレーを決めた。だから、彼らの勝ちにつながった」とニュートンは振り返った。

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