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QBリバースには今後数年プレーする力があるとコルツHCライク

2020年12月16日(水) 13:15

インディアナポリス・コルツのフィリップ・リバース【AP Photo/Brett Carlsen】

クオーターバック(QB)フィリップ・リバースは1週間前に39歳になった。しかし、そのプレーは25歳であるかのようだ。

その根拠もある。リバースが残している数字だ。


「フランク・ライクは月曜日にフィリップ・リバースにはまだ力が残されていると思うと語った。彼はずっと若いQBと際立って似たプレーをしている。すなわち、ベイカー・メイフィールドだ」

リバースの2020年シーズンはクリーブランド・ブラウンズのQBベイカー・メイフィールドときわめて近いものになっている。メイフィールドは先月に見る者の目をくらませ、インターセプトを乗り越えてブラウンズをボルティモア・レイブンズとのスリリングな試合に導いた。リバースのコルツとメイフィールドのブラウンズがプレーオフ進出争いにおいて9勝4敗でタイになっている(ブラウンズがコルツに勝利しているため、タイブレーカーによりブラウンズが上位)のも驚きではなく、リバースはヘッドコーチ(HC)フランク・ライクによるベテランQBへの期待に応えている。

ライクHCは2020年がリバースのラストイヤーになるとは考えていない。

『ESPN』によればライクHCは「彼が今プレーしている様子を見れば・・・彼が望むなら、これからも数年はいいフットボールができる」と語ったという。

リバースにはNFLを引退した際に故郷アラバマ州のセント・マイケル・カトリック・ハイスクールのHCに就任することが決まっており、現在のコルツとの1年2,500万ドルの契約が終了次第、それが現実のものになるとの見方が強い。しかし、その生産性はライクHCをはじめとする一部の人々に、今季以降のコルツでの勝利を思い描かせている。

ライクHCこそ、AFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)南地区のタイトル獲得に向けてジャコビー・ブリセットに替えてリバースと契約するという案を売り込んだ人物であり、リバースのパフォーマンスに満足していることだろう。これまでのところ、リバースはライクHCが占い師であったかのような活躍を見せており、コルツは激しいプレーオフ争いにとどまっている。

「フィリップ・リバースに今年可能なプレーや、する見通しのプレー、そして実際にしたプレーについて、私に疑いがよぎったことはまったくない」とライクHCは言う。

「彼のことはかなり信じていたので、難しい決断ではなかった。自分の首をかけた部分はあるが、問題ない。かけたくなるような男だった」

リバースはライクHCとコルツのために自らの身体をかけた。足の負傷をおしてプレーし、2019年のプレシーズンにアンドリュー・ラックの引退に不意打ちされたコルツの、少なくとも数年の答えになり得ることを証明している。チームとの契約は2020年シーズンで切れるため、リバースが再び戻ってくる保証はないが、コルツがもう1年パートナーシップを延長することに関心を持っているのは間違いない。

今のところ、コルツはプレーオフ進出に集中している。しかし、ライクHCが言うように、リバースをセンター後ろに据えるのは一度限りのことではないかもしれない。

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