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がんの手術を終えたPサンチェスがコルツに合流

2020年12月17日(木) 14:50


インディアナポリス・コルツのリゴベルト・サンチェス【AP Foto/Darron Cummings】

2週間と少し前にがん性腫瘍を摘出する手術を受けたパンター(P)リゴベルト・サンチェスが現地16日(水)にインディアナポリス・コルツの練習に復帰し、自らの経験について語った。

サンチェスは報道陣に対し、シーズン第11週のテネシー・タイタンズ戦の前にがん性腫瘍があることを知ったものの、医師にプレーすることで自らの容態が悪くなるかを尋ね、そうではないことを知ったためにプレーすることを決めたのだと語った。

診断を受けて試合を欠場していた可能性について『The Athletic(ジ・アスレチック)』のザック・キーファーに尋ねられたサンチェスは「チームのためにそうすることはなかった。チームがパンターを手配するのは間に合わなかっただろうからね」と答えている。

通常のシーズンなら、コルツにはパンターを見つけて試合に投入するだけの時間があったはずだが、COVID-19(新型コロナウイルス感染症)プロトコルで新加入の選手に検査が義務づけられていることから、新たな選手を起用するには時間の問題が伴う。サンチェスは病状が軽微なものとは言えない状況だったにも関わらず、自分に必要な手術を数日遅らせて試合に出場した。

その後、手術は無事に成功。チームに戻ったサンチェスは、水曜日の練習にフル参加している。サンチェスはがんが体中に広がる前に、早い段階で発見されたことに感謝を示した。

コルツもサンチェスの献身と、迅速に対応してくれた医師に感謝していることだろう。

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