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今季34回目のTDを決めたQBブレイディがバッカニアーズの最多タッチダウンパス記録を更新

2020年12月27日(日) 04:50


タンパベイ・バッカニアーズのトム・ブレイディ【AP Photo/Rick Osentoski】

トム・ブレイディがタンパで過ごす初めてのシーズンにチームの新記録を樹立した。

現地26日(土)に行われたデトロイト・ライオンズ戦でクオーターバック(QB)ブレイディが決めた2回目のタッチダウンパスは今季の通算34回目を数えると同時に、タンパベイ・バッカニアーズの1シーズンにおける最多タッチダウンパス記録を更新。昨季にジェイミス・ウィンストン(現ニューオーリンズ・セインツ)が打ち立てた33回のタッチダウンパス数を上回った。

ブレイディ自身の1シーズン最多タッチダウンパスは50回となっており、今季中にその数字を超えることはないだろうが、今回のフランチャイズレコード更新はこの10年にわたって成功とは程遠かったバッカニアーズにとってブレイディの高い期待がもたらす影響の大きさを物語っている。ブレイディの存在はワイドレシーバー(WR)マイク・エバンスのプレーをも押し上げており、エバンスが記録する1年12回のタッチダウンレシーブもチームの最多記録だ。

ブレイディは個人記録でも新たに歴史に名を刻んでいる。スペシャルチームの選手以外でレギュラーシーズンの300試合以上に出場した史上4人目となったのだ。これまでに達成しているのは殿堂入りしたジョージ・ブランダ、ブレット・ファーブ、ジェリー・ライスしかいない。

ブレイディが2021年にも現役を続行すれば、シーズンの4分の1を戦うだけでライスとファーブの記録を追い抜くことになるが、340試合を戦ったブランダの大記録にはまだまだ遠い。ブランダは32歳で一度現役を退くも、フィールド復帰して48歳まで現役を続けた。

【C】