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リカバリー用プールで濃厚接触発生、ブラウンズのトップ4レシーバーが出場不可に

2020年12月27日(日) 21:10

クリーブランド・ブラウンズ【NFL】

現地26日(土)に新型コロナウイルス(COVID-19)検査で陽性となったクリーブランド・ブラウンズのラインバッカー(LB)B.J.グッドソンと、複数のブラウンズ選手がチームのリカバリー用プールで一緒だったことが分かり、NFLはそのうち少なくとも1人の選手が別の場面で適切にマスクを着用していなかった映像を確認した。

このため、NFLはそこにいた選手全員をハイリクスの濃厚接触者と判定している。ブラウンズのアクティブロースターにいる5人のレシーバーのうち4人がその中に含まれており、チームは彼らをリザーブ/COVID-19リストに入れ、27日(日)のニューヨーク・ジェッツ戦から外さなければならなくなった。

温浴や冷浴ができるようになっているリカバリー用プールの共有そのものはCOVID-19のプロトコル違反ではない。しかし、NFLの医療専門家たちは陽性者が出た場合、その人物のいたエリアで暴露のあった累積時間、距離、マスクの使用と換気状況について調べることになっており、4つのカテゴリーで2つ以上基準を超えた場合にはハイリスクの濃厚接触者と判定される。

土曜日にリザーブ/COVID-19リスト入りしたのはワイドレシーバー(WR)のジャービス・ランドリー、ドノヴァン・ピープル・ジョーンズとカダレル・ホッジス、そしてグッドソンとLBのジェイコブ・フィリップスだ。アクティブロースターに残った唯一のレシーバーはマービン・ホールだが、彼はウェイバーから数週間前にブラウンズに来て以来、まだ1スナップもプレーしていない。そこで、彼らは練習チームからレシーバーのジャマーカス・ブラッドリーとデリック・ウィリーズ、そしてLBのモントレル・ミアンダーを昇格させた。

ブラウンズがグッドソンの陽性判定を知ったのは土曜日の朝のことで、そこからNFLとともに接触者の追跡を始めた。そこには聞き取りや全選手と関係者が着用する追跡デバイスのデータ、そしてビデオの見直しが含まれている。このプロセスのためにニュージャージーへ向かうチームのフライトは数時間にわたって遅れ、東部時間19時頃になってようやく飛び立った。

NFLは競争の観点から、試合の延期や中止はしないとこれまで繰り返し述べており、たとえチームの中でポジションの人数が減少したり、いなくなったりした場合でもそれは変わらない。先月、デンバー・ブロンコスのクオーターバック(QB)に起きた状況と似たような窮地に陥ったブラウンズは、これからトップ4レシーバーを欠いた状態で試合をしなくてはならない。

【M】