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ワシントンQBハスキンズ、ミス連発でパンサーズ戦は途中交代

2020年12月28日(月) 13:50

ワシントン・フットボール・チームのドウェイン・ハスキンズ【NFL】

ワシントン・フットボール・チームのクオーターバック(QB)ドウェイン・ハスキンズは、プレーオフ進出がかかる試合中にベンチに下げられた。

2年目QBのハスキンズは現地27日(日)、カロライナ・パンサーズ戦の第4クオーターに試合から外されている。20対6でパンサーズを追いかけていたワシントンにとって、ハスキンズのプレーは何の手助けにもなっていなかった。最終的に、ワシントンは20対13で黒星を喫している。

ハスキンズの代わりを務めたのはQBテイラー・ハイニケだ。QBアレックス・スミスのけがに伴い2試合続けて控えとしてベンチ入りしていた。ハイニケは最初の11回のパスのうち8回を成功させて65ヤードを稼いだ。そして最終的には19回中12回のパスを成功させて137ヤードとタッチダウン1回をマークしている。

ワシントンのヘッドコーチ(HC)ロン・リベラは、第15週のシアトル・シーホークス戦の後半で見せた活躍を考慮して、ハーフタイムを挟んでからもハスキンズの続投を決めたと試合後に話している。チームの専属記者であるカイル・スタックポールによると、今後ハスキンズに何を期待しているかと聞かれたリベラHCは、端的に「改善だけだ」と答えたと言う。

ハイニケのパフォーマンスについては“威勢がいい”とコメントしたリベラHCは、次戦の先発QBについては口をにごした。

リベラHCは「様子を見るしかない。アレックス(スミス)のコンディションも含めて検討するつもりだ」と述べていることを『The Washington Post(ワシントン・ポスト)』のニッキー・ジャバラが伝えている。

この日のハスキンズは28回のうち14回のパスを通して154ヤードを稼ぎ、インターセプト2回に終わっている。ハスキンズは先週に新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のプロトコルに違反したとしてチームキャプテンの資格をはく奪され、週ごとの収入の半分を超える罰金を科せられている。それにもかかわらず、ハスキンズは試合出場を許されたものの、散々な結果に終わり、36.9というパサーレーティングにも一連のできごとが如実に表れている。

ニューヨーク・ジャイアンツがボルティモア・レイブンズに負けたため、ワシントンはこの試合に勝っていればNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)東地区の優勝を手にしていたはずだった。ダラス・カウボーイズが37対17でフィラデルフィア・イーグルスを下したことにより、地区優勝のかかるシーズン第17週のシナリオは波乱含みとなる。

ロン・リベラHC率いるワシントンは、イーグルスとのアウェーゲームで再び運命のカギを握る試合に臨み、勝利を挙げれば2015年以来となるNFC東地区チャンピオンに輝くことができる。

【R】