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プレーオフのかかる最終戦をQBウォルフォードに託すラムズ

2020年12月30日(水) 06:11

ロサンゼルス・ラムズのジョン・ウォルフォード【AP Photo/Rick Scuteri】

アリゾナ・カーディナルスとロサンゼルス・ラムズにとってシーズン第17週がプレーオフへの切符をかけた勝利必須の試合となる中、両陣営とも先発クオーターバック(QB)不在になる可能性がある。

カーディナルスのQBカイラー・マレーのステータスは引き続き不明のままだが、ラムズの1番手QBであるジャレッド・ゴフは現地28日(月)に負傷した親指の手術を受けたばかりであり、最終戦のフィールドに立つことはないだろう。ラムズがカーディナルスを下してプレーオフに進むには、これまでNFLで2シーズンを過ごしながらも一度もレギュラーシーズンの出場機会がなかったQBジョン・ウォルフォードに頼らざるを得ない。

ラムズを率いるショーン・マクベイHC(ヘッドコーチ)は月曜日、「ジョン・ウォルフォードがステップアップする。ジョンはシーズンを通してしっかりと準備してきている。彼の取り組みを見れば、コーチたちやチームメイトからも自信を感じるし、彼を中心にする必要がある。ただ、今週、ジョンがオフェンスを率いなければならないというチャンスにわれわれは興奮を覚えてもいる」とコメントしている。

1シーズンともたなかったアライアンス・オブ・アメリカンフットボール(AAF)を経てラムズ入りしたウォルフォードは、AAFに参戦していたアリゾナ・ホットショッツのクオーターバックとして、1試合で275ヤード、4タッチダウンをマークしたことがある。リーグ自体は短命に終わったものの、ウォルフォードはホットショッツのオフェンスのスピードに見合ったパフォーマンスを発揮しており、NFLのスピードは試練となるだろうが、素早さと判断力をラムズでも継続できれば、マクベイHCに勇気を与える理由になるかもしれない。

2020年シーズン開幕前にベテランクオーターバックを追加しなかった理由について問われたマクベイHCは「ジョンに自信を持っているからだ。プレシーズンであれ、練習中のコンペティティブなレップスであれ、そういったチャンスに彼が示したものを評価すればいいだけだ。われわれは好感触を得ていた。それがジョンに対する自信の現れになっている。今週末に彼が手にするチャンスに期待している」と返答した。

ウォルフォードがラムズのプレーオフ進出を実現させられれば、この奇妙なシーズンにおいて最高の物語のひとつになるのは確かだろう。

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