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QBハーツを下げた判断は“誰も気に入っていない”とイーグルスRBサンダース

2021年01月06日(水) 10:08


フィラデルフィア・イーグルスのマイルズ・サンダース【AP Photo/Chris Szagola】

現地3日(日)にフィラデルフィアで起こったことについては話が尽きない。

フィラデルフィア・イーグルスの試合を話題にしている多くの人々に加わったのが、イーグルスのランニングバック(RB)であるマイルズ・サンダースだ。サンダースはシーズンの終わり方について自身とチームメイトたちが抱えている不満についてラジオのインタビューで口にしている。ヘッドコーチ(HC)ダグ・ペダーソンはイーグルスの最終戦でワンスコアゲームの終盤に新人クオーターバック(QB)ジェイレン・ハーツをベンチに下げ、3番手のネイト・サッドフェルドを起用したのだ。

「正直に言えば、誰もあの決断を気に入っていない。誰もな」とサンダースは『94WIP』に語った。

「俺に言えるのはそれだけだ。誰がその決断のメインだったのかは知らない。俺に分かっているのは、チームの全員が困惑してたってことだ」

ペダーソンHCは月曜日、シーズン第17週のどこかの時点でサッドフェルドにプレー時間を与えるのは計画通りだったと説明。第16週にダラス・カウボーイズに敗れ、プレーオフ進出の可能性がなくなっていたイーグルスにとって、第17週の試合は基本的に意味をもたないものだった。それでも、たとえサンダースがこの試合でアクティブではなかったにしろ、そのコメントによればペダーソンHCの言う計画はイーグルスの全員に伝わっていたわけではないようだ。

サンダースはQBカーソン・ウェンツ(第13週からベンチ)、ワイドレシーバー(WR)オルション・ジェフリー、WRデショーン・ジャクソン、ディフェンシブタックル(DT)フレッチャー・コックス、ディフェンシブエンド(DE)デレック・バーネットらと共に、最終戦のキックオフ前の時点でインアクティブリストに名を連ねていた。

「ほんと見てられなかった。俺だってあそこにいたかったんだから。ずっと見ていて、俺は除外されている中の一人でいたくなかった。皆が――いや、全員じゃないかもしれないが――試合から除外されているちゃんとした理由があるのは分かっている。だけど、最終戦だし、何が起こっているかすべて見ていたから、俺はどんな理由であれ外されていたくなかった。俺はとにかくそこに出ていき、試合がどうなっていたにしろ、今季最後にチームメイトたちのためにプレーしたかった」

「だけど、俺の体は行ける状態じゃなかったし、それは俺にとってすごくきつかった。1,000ヤードに届かなくたって、そこへ出て行ってチームと一緒にシーズンを終えたかった。本当に。本当にな」

サンダースはシーズンの大部分でギアの上がらなかったイーグルス攻撃陣の一部として、キャリー164回、867ヤード(キャリー平均5.3ヤード)、タッチダウン6回を記録した。サンダースの不在がサンデーナイトにおけるイーグルスのチャンスに影響したとはいえ、この試合がいかに決したかは大きな痛みとなり、2021年シーズンにもひびくかもしれない。

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