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QBライアン、WRジョーンズ含め選手に「聖域なし」とファルコンズオーナー

2021年01月06日(水) 23:59


アトランタ・ファルコンズのアーサー・ブランク【AP Photo/Michael Conroy】

自身のフットボールチームの次なるジェネラルマネジャー(GM)探しに突き進むアトランタ・ファルコンズのオーナー、アーサー・ブランクは、新規採用者に制限を課すつもりはないことを明らかにした。

今週彼は、もし新GMとヘッドコーチ(HC)がクオーターバック(QB)マット・ライアンやワイドレシーバー(WR)フリオ・ジョーンズといったフランチャイズスターに踏ん切りをつけて、前に進む方が良いと決断するなら、その邪魔はしないと発言した。

「GMだろうがHCだろうが、雇える中から最も優秀な人々を雇っておいて、彼らの手を縛り、この人物については手出し無用、あの人物とあの人物も手出し無用だなどと言うわけにはいかない」とチームの公式サイトにブランクは語っている。「われわれが相手に求めていることは禁句ではないし、彼らがチャンピオンシップの計画を持っているのか、われわれが2021年に勝てるよう、すぐにでもフランチャイズを方針転換できる計画を持っているのかを入念に精査する必要がある。長期間にわたって持続可能な計画があり、来年や再来年だけでなく、ずっとこのチームが競争的でいられるような計画があるのかどうかだ。たとえそれが特定の選手たちに影響したとしても、それは仕方なかろう」

ファルコンズが全体4位でライアンの後任を指名できる立場にあることから、彼にはトレードのうわさがつきまとっている。

ライアンとジョーンズの両契約は、彼らがファルコンズの契約下になければサラリーキャップに多額のデッドマネーを生むことになり、今を逃すと動くのが難しくなる。ライアンは2021年のキャップのうち4,090万ドル(約42億2,000万円)を、ジョーンズは2,305万ドル(約23億8,000万円)を占める予定だ。

たとえ新GMがベテランスターたちから若手に切り替えたいと思っても、少なくとも1年はかかってしまうだろう。

重要ポイントは、ブランクが次のトップに自分のお気に入りの選手たち――たとえそれがフランチャイズ史に残る優秀な選手だったとしても――の引き留めを強制しないということだ。

「そのようなことをオーナーがGMやHCに命ずるのは間違いだと私は考える」とブランクは述べた。「もし私がこの機会を検討するGMやHCで、オーナーがそのような発言をするのを聞けば、ややナーバスになるだろう。それは私にとって、オーナーが決して越えてはならない一線だと思っているからだ」

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