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連邦議会乱入騒動について反応を示すNFL選手たち

2021年01月07日(木) 18:34

NFLロゴ【Aaron M. Sprecher via AP】

現地6日(水)、ドナルド・トランプ大統領の支持者たちがアメリカ合衆国議会議事堂に侵入し、選挙結果の確定を妨害しようと無秩序な抗議に及んだ。これにより議員たちは建物から退避を強いられ、ジョー・バイデン氏の当選確定手続きは一時中断された。

トランプ氏は騒ぎがすっかり落ち着いてから控えめに平和を呼び掛けるコメントを出したが、支持者たちに解散を促すことはなかった。むしろ、騒ぎに先立って議事堂に向かって行進するよう唆すかのような発言をしている。国防総省によると、コロンビア特別区の州兵約1,000人が議事堂での法の執行をサポートするために動員されたという。

通常ならば至って平凡な手続きであるはずの新大統領の確定手続きだが、今回は初めから波乱含みだった。共和党のトランプ氏支持者たちは選挙結果が不正に覆されたと根拠のない主張を繰り返し、抗議の意向を示していた。しかし、共和党の副大統領や上院院内総務までもがトランプ氏の要求を拒否する異例の審議となり、それさえもすぐに騒ぎに打ち消されてしまった。

6日の騒動は国中の人々、そしてNFL選手たちの関心を引き、彼らはそれぞれに思いを共有している。

「これは現実に起きていることだ。扇動された結果だし、驚きとはいえないだろう。ずっと前からそう示唆されていた」とシアトル・シーホークスのオフェンシブタックル(OT)デュアン・ブラウンは『The Seattle Times(ザ・シアトル・タイムズ)』に述べた。「それが現実になってしまった。だけど、ここ数カ月の間に起きた他の抗議活動のような憤慨や怒りをもって迎えられてはいない。関係者全員の安全を祈っているよ。撃たれたり負傷したりした人もいると聞いている。この状況の中で可能な限り最善の結果に収まるよう祈っている。でも言ったように、以前から示唆されていたことだ」

ブラウンのチームメイトでクオーターバック(QB)のラッセル・ウィルソンも事件について見解を求められた。

「俺たちがするべきことは国として1つになることだ」とウィルソンは記者団に語った。「まずは愛することから始めよう。人々の気持ちを1つにするんだ。リーダーたちも、国中の全てがまとまろう。俺たちには安全が必要だ。子どもたちや人々を守らなくちゃならない」

この他に数多くのNFL選手がソーシャルメディアで反応を示している。

リチャード・シャーマン(サンフランシスコ49ers CB)
「まさかアメリカが争いもせず議事堂にテロリストを侵入させるとは思わなかった…悲しい日だ」

ジャスティン・シモンズ(デンバー・ブロンコス FS)
「この国では社会の不正を訴えて膝をつくよりも、現職が当選しなかったからといって議事堂に押し入り、国有財産を破壊する方が受け入れやすいんだね、きっと」

アレン・ロビンソン(シカゴ・ベアーズ WR)
「今日の出来事はテロ行為だ。そのように扱われるべきだ!」

ジャスティン・ジェファーソン(ミネソタ・バイキングス WR)
「地球上でそれだけが全てみたいにフットボールのことだけ話せというのはやめろ。俺たち(フットボール選手)にもあらゆる状況について思いを口にする権利がある」

ランドール・コブ(ヒューストン・テキサンズ WR)
「これがアメリカか…本当に議事堂に? クーデターでも起こすつもりだったのか!?」

ジャービス・ランドリー(クリーブランド・ブラウンズ WR)
「議事堂だぜ。一体どうやったらそんなことが?」

ファラオ・ブラウン(ヒューストン・テキサンズ TE)
「冗談であってほしいよ」

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