テキサンズ新GMにニック・カセリオ、「特別な何かを築きたい」
2021年01月08日(金) 14:28ヒューストン・テキサンズが新ジェネラルマネジャー(GM)ニック・カセリオとの契約を現地7日(木)に発表した。
「ヒューストン・テキサンズは卓越性にコミットする組織だ。GM探しを始めてから、われわれはヒューストン・テキサンズの一員であることの意味を体現するGMを見定めることにこだわってきた」とテキサンズの会長兼CEOのキャル・マクネアは声明で述べている。
「ニックは信じられないほどのハードワーカーであり、自制心があり、誠実であると同時に優れた人格を持っている。勝利するチームを築き上げた経験が非常に豊富で、彼が一人のテキサンとしても成功を続けると信じている。ニックは同じ地位にいる人々の中でも、このリーグで比類ない評判を築いてきた。彼をわれわれの新たなGMとし、ヒューストンに彼の家族を迎えることに、これ以上ないほど胸を躍らせている」
テキサンズは2019年にもカセリオと面談しようとしたものの、当時はカセリオの前所属チームであるニューイングランド・ペイトリオッツから拒否されていた。
一方のカセリオは「私の妻キャスリーンと家族全員を代表して、ヒューストン・テキサンズのGMを務める機会にとても恐縮し、光栄に思っているとお伝えしたい」と述べた。
「ジャニス、キャル、ハンナ・マクネアに対し、過去の業績を包含し、ベストになりたいというわれわれの強い願いの前にある挑戦を受容するための特別な何かを私たちであれば築けると信じてくれたことに感謝したい。今回の動きは個人的に、そしてプロとして私が受けた支援や助言がなければ成し得なかった。われわれにはお返ししきれないほどの恩恵を私たち家族に与えてくれたクラフト家とビル・ベリチック、そしてニューイングランド・ペイトリオッツの組織全体にはいつまでも感謝し続ける。今のわれわれの目標は、フィールド内外で誇れるチームをまとめあげ、テキサンズのオーガナイゼーションとヒューストンのために働くこくことだ」
クオーターバック(QB)デショーン・ワトソンは契約下にあるため、テキサンズが“何か特別なもの”を築く上で最も重要なパーツはすでに置かれていると言える。
カセリオはニューイングランドで20シーズンを送り、その大部分をビル・ベリチックヘッドコーチの右腕として過ごした。45歳のカセリオは同じくぺイトリオッツのフロントオフィスにいたジャック・イースタービーとヒューストンで合流する。
カセリオが新チームで最初に下す大きな決断は、2020年シーズンの途中で解雇されたビル・オブライエン元HCの後継者になるだろう。
【A】