今季のオフェンスは昨季より“単純に良くなった”とパッカーズQBロジャース
2021年01月13日(水) 13:07グリーンベイ・パッカーズは再びNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)北地区のチャンピオンとしてレギュラーシーズンを締めくくった。そして、2シーズン続けて13勝3敗の戦績でそれを達成している。
しかし、パッカーズのポストシーズン開幕戦であるロサンゼルス・ラムズと対戦する現地16日(土)のNFCディビジョナルラウンドを前に、チームの雰囲気は昨年とはだいぶ違う。クオーターバック(QB)のアーロン・ロジャースはチームの自信と単純にオフェンスが良くなったことによると強調した。
『ESPN』のロブ・デモフスキーによると、ロジャースは「去年は勝てると思っていたんだけど、49ersがあまりにも圧倒的だったから、俺たちは自信を失くしてしまったのかもしれない」と火曜日に記者団に話したという。「でも今はしっかりと自信を持って、自分たちを信じている。オフェンス的には以前より単純に良くなったし、強いチームになった。そしてより自信を持ってプレーしている」
パッカーズはレギュラーシーズンを終えた時点で得点数ではNFL内1位、合計ヤード数では5位に位置している。それぞれ15位と18位だった昨季とは対照的だ。当然その大半はMVPの最有力候補に挙がっているロジャースによるところが大きい。ロジャースは昨季より2倍近いタッチダウンパスをマークしており、2020年には4,299パスヤードとリーグトップとなる48回のタッチダウンを記録している。2019年は4,002ヤードと26回だった。
パッカーズの昨シーズンは、当時第1シードだった強豪サンフランシスコ・49ersとの対戦で幕引けとなった。49ersはNFCのチャンピオンシップ戦でパッカーズを粉砕している。ロジャースはキャリア2度目のスーパーボウルリングを求めて、今回はさらに一歩先に進むことを望んでいるのは間違いないだろう。
ロジャースは第45回スーパーボウルでの自分とチームの活躍を見返すことはないと火曜日に話している。その必要はないと。
ロジャースは「なぜスーパーボウルを見ないのかといつも聞かれる。それに対して“ここにすべて記憶しているからだ”(頭を指しながら)と答えているんだ。記憶は今でも鮮明だよ」と『Green Bay Press Gazette(グリーンベイ・プレス・ガゼット)』のライアン・ウッドに語った。
人気クイズ番組の『Jeopardy!(ジェパディ)』でゲストホストを務めるなど、ロジャースにはこの先楽しいことがたくさん待ち受けている。
スーパーボウルや昨年と同じようにポストシーズンで突き進めるかはまだ先のことだ。それでもロジャースはパッカーズが一段と強く、自信を持ったチームであることを確信している。そして、この先のチャンスへの希望を胸に秘めている。
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